鳩山由紀夫元内閣総理大臣
ドキュメンタリー映画『沖縄狂想曲』の初日舞台あいさつが、3日の都内で行われ、劇中にも登場する鳩山由紀夫元内閣総理大臣とメガホンを取った太田隆文監督が登壇。そこでは、太田監督が以前、2013年に『朝日のあたる家』という原発問題を扱った映画にも触れて、鳩山元首相は「太田さんは、先ほど、原発の映画も作られたというお話しされていましたけれど、原発と沖縄・基地問題は、非常に共通点があると思います」と別の観点でも話し合う場面があった。

鳩山元首相は「結局、バックにアメリカがいるということです」と切り込み、その共通元を以下のように述べていった。

「この作品でも盛んに出ていましたが、『日米地位協定』というのがあって、その協定によると、 いつでも、どのぐらいの規模でも、どのぐらいの長さでも、自由に米軍は日本の中に基地を作ることができることになっています。同じようにですね、『日米原子力協定』というものもあります。その原子力協定のおかげで、日本はこの原発を簡単に撤去できない。早い時期に原発がない日本にしたいという風に思っておられる人がいらっしゃいます。そうやるべきだと思うんだけれども、その協定などを見ると、アメリカが認めなければ簡単にやめられないシステムが出来ている。このことが、原発と基地問題の共通点で、日本という国が本当の意味で自立していない、独立国になっていないと危惧する点だと思っております」と語りかけた。

両方の題材に向き合っている太田監督は「本当にその通り、構図が同じだったと感じました」と同意した。「原発は電気が必要だからと言って、そして、沖縄の場合は、他の国から脅威があるからといって、どっちも嘘と疑いたくなる部分もあります。お金儲けをしてる人たちのなんか言い訳だったりするというのが、映画を作ってきて分かったことでもあります。ですが、どうもそのあたり、多くの皆さんに伝わっていない点もあるのかなと感じています」とジレンマがある部分を示していた。

本作は、沖縄で起こる数々の問題。辺野古基地-問題。国際大学ヘリコプター墜落事故。オスプレー騒音、墜落問題。古くはコザ蜂起(暴動)、由美子ちゃん事件…など、そんな沖縄問題を取材していて、有識者による徹底した解説をプラスしたもの。太田監督は「これから全国20館の規模で公開していきます。今日ご覧になって、何かを思う方がいらっしゃたら、ぜひ、お近くの方にすすめてもらえたら嬉しいです」とうながしていた。

▼ (左から)太田隆文監督、鳩山由紀夫元内閣総理大臣




▼ 映画『沖縄狂想曲』予告映像


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