来年1月14日と3月3日にはソロコンサートも開催する小嶋花梨

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NMB48のキャプテン・小嶋花梨が自身のYouTubeチャンネルにて独自の企画をスタートさせている。その企画とは、様々な企業の社長と対談するという、なかなかチャレンジングなものだ。グループをまとめる立場になって約5年。社長たちから得た知見をアイドル業に活かそうと奮闘している。この経験を経て、2代目キャプテンはどのように変化したのか(前後編の後編)。

【前編はこちら】NMB48小嶋花梨が様々な企業の社長と対談する理由「外の世界を知りたくて、自分から電話&DMでオファー」

【写真】小嶋花梨の撮り下ろしカット【5点】

──企業の社長と対談してきたなかで、グループに還元できそうなお話はありましたか?



小嶋 業務スーパーの社長さんのお話が印象的でした。会社の目標が「日本一楽しいスーパーにする」だったんです。私は「そんな抽象的な目標でいいの?」と目からうろこでした。私はNMB48も基本に立ち返っていいんじゃないかと思いました。まずメンバーが楽しさを感じないと、ファンの方に楽しさが届けられませんよね。これからは日本一楽しいアイドルでいようと思います。

──パインアメの社長が「時代の変化とともにアメのサイズを変えている」という話をされていましたよね。アイドルにも置き換えられることだと思います。



小嶋 それは一番刺さるお話でした。13年もグループが続いていると、13年前は正しかったことが、今は正しいかどうかわかりません。時代とともに変化しないといけないと思っています。もしかしたら大人数であるというAKB48グループの特徴さえ時代に合っていないかもしれません。

では、具体的にどのように変化させればいいかという話になりますけど、その肝心な部分には自分で勝手にセーブをかけてしまって……。結局、変化できていないのは自分なんですね。

──とはいえ、小嶋さんは様々な取り組みをしてきて、自身を変化させてきたと思います。グループにプロデュースしてみたいメンバーはいますか?



小嶋 8期生に松岡さくらという、信じられないくらい真面目な子がいて。「真面目がおもろいになる」と教えてもらいました(笑)。同じチームになれたので、これから化けていけるように活かしていきたいです。

9期生の青原優花は天性の愛されキャラで、歩いてるだけで面白い(笑)。日常生活を定点カメラで追いたいですね。お姉ちゃん(青原和花)が同期で入ってきたので、妹の日常を撮ってもらいましょう。

──最近、小嶋さんはネイルチップの販売をスタートさせました。これも自己プロデュースの一環だと思います。



小嶋 ずっと興味があったことなので形にしたいなと思って、1年くらい前にプレゼン資料を作って、スタッフさんに提案してみたんです。その時は友人と進めていたんですけど、このお仕事をしながら梱包して、発送して……というのが現実的に難しくて。一度はあきらめましたが、もう一度チャンスをいただいて、「-Rink_A」(リンクエー)という名のネイルチップを販売させていただくことになりました。

──2024年に入ると、ソロライブがありますね。



小嶋 これもやってみたかったことです。ここで見せたいものは、グループにいる時にはできないことです。グループにいると、どうしてもキャプテンの立場から話すことが多いので。そういった自分を捨てて、小嶋花梨を好きに表現しようと思います。

──2023年のNMB48で一番大きかったことは渋谷凪咲さんの卒業だと思います。



小嶋 まだ実感がないけど、想像してみると不安の方が大きいです。自分自身が心配です。私はどうなっちゃうんだろうって。これまでいっぱい支えてもらいましたから。しんどい時、隣にいてくれたのは凪咲さんだったし、本当に大きな存在でした。

ただ、凪咲さんが卒業することは事前に聞いていたので、準備はしてきました。この半年で心を開ける後輩が増えました。特に平山真衣ちゃんには弱みを見せられるようになりました。

──2024年、どんなことをしていきたいですか?



小嶋 今の私は多方面に手を出している状態です。それはいいことだと思っています。とにかく数打つのが私らしいのかなって(笑)。そうしているうちに見えてくるものがあるはずなので、2024年も引き続き「数打ちゃ当たる」精神で進んでいきます。

YouTubeの方も、見てくださる方を増やしつつ、お話を引き出せる力をつけていきたいです。