ジャニーズ事務所、ファンクラブ名を「ジュニア情報局」に変更…「ジュニアという名称は残すのか」疑問の声
「ジュニア情報局」への名称変更を発表したジャニーズ事務所の東山紀之社長
10月14日、ジャニーズ事務所は、ジャニーズJr.のタレントを対象としたファンクラブ「ジャニーズジュニア情報局」の会員向けに、名称変更を知らせるメールを送信した。
新名称は “ジャニーズ” の文言を抜いて、「ジュニア情報局」とするという。
10月2日に東山紀之、井ノ原快彦らが出席して開いた会見で、社名を「SMILE-UP.」に変更すると発表したが、それに続いて関連会社からも故・ジャニー喜多川氏を連想させる文言などを一掃すると明かしていた。
「グループ名も例外ではなく、『関ジャニ∞』も名称変更を検討しているとメンバーが明かしていますし、実際に『ジャニーズWEST』は、すでにメンバーがメディア出演する際など、グループ名を表記しない対応を取っています。
デビューしていないタレントを総称する『ジャニーズJr.』の名称変更にも注目が集まっているんです」(芸能記者)
だが、今回の「ジュニア情報局」への変更には、インターネット上で疑問の声があがっている。
《ジュニアという名称は残すのか…》
《いや、ジュニアって… 「研修生情報」「研究生情報」で良いのでは?》
《ジュニア ってのは、違和感感じてしまう。いつまでも少年を扱う企業って、ちょっと同じあやまちをしてしまいそうな、名前な感がするんだけど》
《馬鹿じゃねーのか!!! 『ジュニア』って意味分かってんのか?》
現在、明らかになりつつあるジャニー氏の性加害は、未成年者の所属タレントや当時のジャニーズJr. に対するものが多かった。そのため、『ザ少年倶楽部』(NHK)、『裸の少年』(テレビ朝日系)という番組名も問題視されている。
安直に「ジャニーズ」を外せばいいというのも、被害者に対する意識が低いと思われても仕方がないかもしれない。
ジャニーズ事務所の配慮が欠けた決断は、たびたび問題視されていた。
なかでも、大きな話題になったのは、2021年1月に開催された「あけおめコンサート2021 〜関ジュがギュ〜っと大集合〜in 大阪城ホール」で販売された「なにわ男子」らのメンバーに似せた「ちびぬい」というぬいぐるみだ。
「当時はまだジャニーズJr.だった、なにわ男子メンバーのちびぬいの服を脱がせると、乳首や男性器がついていたことで、当時、ネットが大炎上。未成年メンバーがいるにもかかわらず、公式グッズとして発売したことに『気持ち悪い』と物議を醸したんです」(同)
まだまだ、根深い “意識の問題” には改革が必要そうだ。