中日・立浪監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

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球団史上初の2年連続最下位に沈んだ中日。

今季最終戦となった2023年10月3日の巨人戦(バンテリンドーム)の試合後に行われたセレモニーで、立浪和義監督が「今年のドラゴンズへの成績と私への批判、不満。これをしっかり受け止めて、秋から再出発します」などと、再起を誓った。

「今オフも補強に乗り出すでしょう」

立浪監督の大きな特色は、積極的な補強策だ。

昨オフに阿部寿樹、京田陽太を交換要員に、楽天から涌井秀章、DeNAから砂田毅樹をトレードで獲得。さらに今年のシーズン途中もトレードを敢行し、高松渡を交換要員に西武から川越誠司を補強した。郡司裕也、山本拓実を放出して日本ハムから宇佐見真吾、斎藤綱記が加入した。

スポーツ紙デスクは、「現役ドラフトでDeNAから移籍し、ブレークした細川成也を筆頭に外部から補強した選手たちはよく頑張ったと思います。ただ、戦力的には他球団にまだまだ見劣りする。今オフも補強に乗り出すでしょう」と推測する。

今オフのFA市場は松井裕樹(楽天)、田口麗斗(ヤクルト)、加藤貴之(日本ハム)、山崎福也(オリックス)など投手陣が豊作と言われている。中日はチーム総得点がリーグワーストの390得点。打線強化が急務だが、左腕のリリーバーも補強ポイントだ。助っ人外国人を含めてどのような補強策を敢行するか注目される。(中町顕吾)