社名変更を発表したジャニーズ事務所(2023年10月2日撮影)

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ジャニーズ事務所が前社長の故・ジャニー喜多川氏による性加害問題にゆれるなか、公式グッズを扱う「ジャニーズショップ」が2023年10月4日、「店内の混雑によりお客様をお待たせする事象が発生している」として全店を予約制にすると発表した。

事務所が新体制を明かして以降、ジャニーズとロゴ表記された商品に駆け込み需要が生じているようだ。Xでは記念や応援の意で買い求めるファンや、現行商品はロゴが修正されず今後販売されなくなるのではないかと懸念する声など様々みられる。

予約不要になったばかりの店舗も

ジャニーズショップは、所属タレントの写真やアクリルスタンドなど各種グッズを取り揃えており、通販のほか名古屋店、大阪店、福岡店が展開されている。渋谷店もあるが移転に伴い休業中だ。ジャニーズJr.のグッズを扱う「ジャニーズアイランドストア」と10月1日に統合もしている。

コロナ禍には感染拡大防止策として「三密」を避けるため入店予約が導入されていたものの、6月以降順次、予約不要に切り替わってきた。大阪店が最も遅く、10月2日に解除された。

しかし4日、ジャニーズショップ公式Xで、入店状況により整理券配布で入場を制限する場合があると伝えられた。その1時間後には、Xおよび公式サイトで下記の発表がされた。

「店内の混雑によりお客様をお待たせする事象が発生していることを受けまして名古屋店、大阪店、福岡店を予約制とさせていただきます」

5日から実施するといい、「お客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます」と呼びかけている。

ファンからは、「私もオンラインで昨日爆買いしたし、みんな考える事は一緒だ笑」「みんなジャニーズロゴが愛しいのよ」「私も最後に行っとこかな?」「最後の日までジャニーズを応援したい」といった声が上がっている。

ジャニーズ事務所は2日の記者会見において、17日付けで社名を「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に変更のうえ、被害者補償に専念したのち廃業予定と発表した。タレントのマネジメントは、新たに立ち上げるエージェント制の新会社が担うという。