サーモンの味はフルーツあんみつで再現できた!?小学生の斬新な自由研究に校長先生からも絶賛
慈(@AltItk)さんがX(Twitter)で報告した、「校長先生に褒めてもらった」という娘さんの自由研究の内容がとても面白い。
むすめが校内放送で校長先生から褒めてもらった自由研究みて https://t.co/MKroY1cnXF
— 慈 (@AltItk) 2023年9月13日
自由研究のテーマは「サーモンの味を再現するには」。
研究方法は、さまざまな食材にワサビ醤油をつけてみて、サーモンの味に近い食材を調べる、というものだ。よく「プリンに醤油をかけるとウニ味になる」というが、それのサーモン版といったところか。
アボガドにワサビ醤油をかけて食べたらマグロに近い味がすることに気づいた娘さんが、自分の好きなサーモンで試そうと思ったのが研究のきっかけとのこと。
研究は「なぜワサビ醤油をかけたら魚の味がするのか」という疑問や実験方法の解説から始まり、実験結果とその考察、そして感想と順序立てて、B3用紙2枚でまとめている。
全体を通して論理的にまとめられており、自由研究を飛び越して論文を思わせる。とても小学生とは思えない完成度に、ただただ感心するばかりである。
実験では生ハム、刺身こんにゃく、バナナなど計12種類の食材を試しており、最もサーモンに近かったのはなんと「フルーツあんみつの寒天」という結果に。大人ではまず試そうとも思わないぞ…! 小学生の自由な発想、恐るべし。
X(Twitter)ユーザーからは「これはすごい研究」「将来は科学者」「(フルーツあんみつの寒天を)試してみたい」など、多くのコメントが寄せられている。
慈さんが概要をまとめたポスト(投稿)に12万以上のいいねがつけられるなど、すさまじい反響だ。
娘が校内放送で校長に褒められた自由研究「学術論文の体をなしていて完成度高い」
今回は慈さんから、娘さんの自由研究について詳しいお話を伺った。
アボガドをワサビ醤油で食べたのが始まり
娘さんの「サーモンの味を再現する」自由研究に対する感想を教えてください。
「どこまで研究として成り立つのかな?」と心配しましたが、本人がやる気に満ちていたので「面白いテーマが見つかってよかったね」とも思いました。
娘は学校の授業で習ったやり方を参考に自分でどんどん進めていき、B3画用紙2枚分で簡潔にまとめていました。読みやすく人に興味を持たせる内容になっていたので感心しました。
とくに食材の味の感想が面白く、「子どもらしいな」と思いました。
実験した食材は慈さんも食べてみましたか?
娘と一緒に食べました。
結果で一番サーモンに近いとされた「フルーツあんみつの寒天」は、確かに口に含んだ瞬間、サーモンを思わせる独特の甘みと香りを感じました。
娘さんは以前からまとめる課題が得意なのでしょうか?
本人は苦手だと言っています。
ただ、小学校の宿題で週に一度「自主学習の日」があり、そのおかげで興味があることを調べてまとめる力が身についたのではないかな、と感じています。
社会や理科の授業でも、私が小学生の頃よりも調べてまとめる学習が多いようです。
校長先生からどう褒められたか詳しく教えてください。
廊下に飾られた生徒たちの自由研究を校長先生が見ていた際、「これは自分で考えたの?すごいね」と褒めてもらったそうです。
その後、お昼の放送で、校長先生から自由研究が面白かった人3人のうちの1人として名前を挙げてもらい「私もやってみたくなりました」と言っていただいた、と聞いています。
フルーツあんみつとワサビを買って試してみたくなる…そんな研究だった。
そのうち「プリンに醤油」と同じように「フルーツあんみつの寒天に醤油」と当たり前に語られる日がくるのかもしれない。
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