ローズSで重賞初制覇を目指すマスクトディーヴァ(ユーザー提供:ワラビさん)

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 前走の1勝クラスを圧勝したマスクトディーヴァ(牝3、栗東・辻野泰之厩舎)が、ローズステークス(3歳牝・GII・芝1800m)で重賞初挑戦初制覇を目指す。

 マスクトディーヴァは父ルーラーシップ、母マスクオフ、母の父ディープインパクトの血統。祖母のビハインドザマスクは01年のスワンSなど重賞3勝の活躍馬。近親には07年ヴィクトリアマイル覇者のコイウタ、18年の平安Sを制したサンライズソア、07年の天皇賞(秋)で2着だったアグネスアークなどが出ている。芝やダート、距離を問わず、あらゆるフィールドでトップホースを輩出する名牝系の出身といえるだろう。

 今回と同じ阪神芝1800mだった前走の1勝クラスは、中団後ろから大外一気の差し切り。まだまだ粗削りだが、スケール感は十分にある。過去2勝が稍重と重だったので、高速決着に対応できるかがカギ。その点さえクリアできれば、一気にタイトル奪取となっても不思議ない。