新潟2歳Sに出走予定のヒヒーン(ユーザー提供:みゅーがさん)

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 現在の条件に変わった2002年以降に連対した42頭中、後にクラシックを勝つのは13年1・2着のハープスターとイスラボニータのみ。夏の2歳重賞において唯一直線が長いコースで施行されることから、将来を嘱望される馬の最初の目標になることも少なくはないものの、基本的には将来性より早熟性がものをいうレースだ。

1.前走上がり2位以内

 過去10回で、前走の上がり3ハロンタイムが1位だった馬は[8-6-3-49]、2位だった馬は[2-4-7-22]なのに対し、3位以下だった馬は[0-0-0-43]。

2.小柄な馬は苦戦傾向

 過去10回で、馬体重が439kg以下だった馬は[1-0-1-35]で複勝率5.4%しかない。体重が比較的軽い馬と言えば仕上がり早で走ってきそうな印象を持つこともあるが、このレースに関してはあまり強調できない。

3.ゆとりのあるローテ

 過去10回で、中1~3週の馬は[5-1-0-51]。勝ち馬は出ているが、複勝率は10.5%しかない。対して、中4~8週の馬は[3-5-7-47]で複勝率24.2%、中9週以上は[2-4-3-17]で複勝率34.6%。ゆとりを持ったローテーションで挑んでくる馬の方から軸を選ぶ方が良さそう。

 ヒヒーンはデビュー前から仕上がっていて、新馬戦は1馬身以上を付けて快勝。新馬戦らしい緩やかな流れではあったが、阪神のマイルで33秒9の上がりは及第点以上の内容だろう。その後の調教では確かな上積みを見せており、重賞でも期待は十分。