黒潮盃に出走するショウガタップリ(撮影:稲葉訓也)

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 8月16日(水)に大井競馬場で行われる黒潮盃(3歳・SII・ダ1800m)。全国から有力3歳馬が集う夏の名物重賞で、場内は多くのファンで賑わう。

 今年は金沢からショウガタップリが参戦。珍馬名としても注目されているが、11戦無敗と実力も折り紙付きだ。南関東の強豪相手にどのようなパフォーマンスを披露するか楽しみにしたい。発走予定日時は16日(水)の20時10分。主な出走馬は以下の通り。

■ショウガタップリ(牝3、金沢・高橋俊之厩舎)

 馬名の意味は「たくさん勝利して賞がもらえるよう」。まさに名前通りの活躍で、11戦11勝と圧倒的な成績を残している。前走の加賀友禅賞でも向正面から先頭に立つ強気の競馬を展開し、直線でも余裕たっぷりに2馬身半差の快勝。地元では力が一枚、二枚抜けている印象で、南関東の強力メンバー相手にどこまで食い下がれるか。

■マンダリンヒーロー(牡3、大井・藤田輝信厩舎)

 デビューから無敗でハイセイコー記念を制し、今春は雲取賞2着のあと地方馬初の米国遠征を敢行。サンタアニタダービーでは地元の素質馬相手にハナ差2着と大健闘し、ケンタッキーダービーにも出走を果たした。世界最高峰といわれる舞台を経験し、地方競馬史に名を刻む活躍。今回は56kgで挑める点も有利で、好勝負を期待できそう。

■ヒーローコール(牡3、浦和・小久保智厩舎)

 昨年末の全日本2歳優駿で地方馬最先着を果たし、2月の雲取賞ではマンダリンヒーローに勝利。続く伏竜SではJRAの舞台で3着に入り、羽田盃、東京ダービーではミックファイアの2着と世代上位の力を見せてきた。古馬初挑戦のサンタアニタTはスタート後に挟まれる不利もあり10着だったが、同世代同士なら負けられない。

 そのほかにも2走前に同舞台の若竹賞を勝利したドラケン(牡3、大井・堀千亜樹厩舎)、鞍上務める的場文男騎手の史上最年長重賞勝利がかかるウインドフレイバー(牡3、浦和・繁田健一厩舎)、5月に東京湾Cを制したライズゾーン(牡3、川崎・山崎尋美厩舎)などが出走を予定している。