クラスターCに出走予定のドンフランキー(c)netkeiba.com

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 8月15日(火)に盛岡競馬場で行われるクラスターカップ(3歳上・JpnIII・ダ1200m)。お盆の岩手競馬を盛り上げる名物重賞で、東京盃やJBCスプリントに向けて見逃せない一戦となる。

 今年は地方、中央ともに重賞勝ち馬が多数出走。年齢も3歳から9歳まで様々な世代が集った。若い世代の勢いが勝るか、経験豊富なベテラン勢が上回るか。発走予定日時は15日(火)の17時5分。主な出走馬は以下の通り。

■ドンフランキー(牡4、栗東・斉藤崇史厩舎)

 600kg近い好馬体を誇り、パワフルな走りで勝ち星を量産。ダート1400m以下では【6-1-0-1】と底を見せていない。前走のプロキオンSは前半3F33.9のハイペースでレースを引っ張ると、直線でも全く止まらず逃げ切り勝ち。2着リメイクとはクビ差だったが、3着以下には6馬身差を付ける好内容だった。勢いそのままに2つ目のタイトルをつかみ、大舞台に弾みを付けたい。

■リメイク(牡4、栗東・新谷功一厩舎)

 昨年の当レースは馬体故障で除外となったが、続くオーバルスプリントで2着に好走。12月のカペラSでは、他馬が止まって見えるほどの強烈な末脚で4馬身差の圧勝を飾った。今春は海外遠征を敢行し3着、5着と世界の強豪にも健闘。帰国初戦のプロキオンSはドンフランキーに遅れを取ったが、斤量差を考えれば実力は互角だろう。ライバルに雪辱果たし2つ目のタイトルつかむか。

■リュウノユキナ(牡8、美浦・岩戸孝樹厩舎)

 20年9月のながつきSをきっかけに本格化。以降、国内では掲示板を外さず、安定した走りでダート短距離路線をけん引している。今回で通算50戦目を迎える8歳の古豪だが、衰えは感じられず、今年4月には東京スプリントを制して3つ目のタイトルを獲得。昨年のJBCスプリントで2着に入るなど盛岡ダ1200mは1勝2着2回と相性が良く、重賞連勝に期待したい。

■スティールペガサス(牡6、北海道・角川秀樹厩舎)

 デビューからコンスタントに勝ち星を重ね、昨秋のウポポイオータムスプリントで待望の重賞初制覇。続く道営スプリントも制し、一気にホッカイドウ競馬の短距離王者に輝いた。今年も勢いはとどまらず、エトワール賞を制して続く北海道SCでも3着に健闘。前走はライバルの後塵を拝して2着に敗れたが、今回は巻き返して待望の交流重賞制覇を狙う。

 そのほかにも昨年覇者オーロラテソーロ(牡6、美浦・畠山吉宏厩舎)、前哨戦の岩鷲賞制したトーセンキャロル(牝4、岩手・佐藤浩一厩舎)など豪華メンバーが揃った。