学校からのお便りやプリントの管理は悩みのタネ。5年前にハウスメーカーで家を建てた日刊住まいライターは、ワークスペースの横の壁にマグネットボードを採用しました。さらにカウンター上部に棚をつくったことで、プリント管理がグンとラクに。家族に伝えたいこともこの壁で。便利な使い方をご紹介。

以前住んでいた家では、子どものプリント管理に苦労

筆者は、5年前にハウスメーカーで注文住宅を建てました。現在、夫と小学生の子ども2人の4人で暮らしています。

家づくりを始めた頃、子どもたちは幼稚園に通っていました。当時、悩みのタネだったのが園からのプリント管理です。

プリントのなかには行事のスケジュールが書いてあるもの、期日つきの提出物についてなど、もらったあとに見直す必要があるプリントも多かったのです。

ファイルに閉じてしまうと、見直すのを忘れてしまい、持ち物や提出物を忘れることが多くなってしまいます。そこで、それまで住んでいた家では、ダイニングテーブルに出しっぱなしにしておいたり、冷蔵庫に貼っておいたりしていました。

しかしテーブルに出しっぱなしにしておくと、いつも乱雑な印象に。それだけでなく、テーブルを使うときにプリントがジャマになります。

かといって冷蔵庫に貼ると、ごちゃごちゃしがちなキッチンが、さらに見栄えが悪くなってしまいます。ほかにいい方法がないか、ずっと悩んでいました。

 

ワークスペースでプリント管理もできるように

今住んでいる家を建てるにあたって、ハウスメーカーの担当者にパソコン作業や書類を書くワークスペースが欲しいと伝えました。

すると、担当者からワークスペースの壁にマグネットボードを張って、子どもたちのプリントも、ここで管理してはどうかと提案してくれたのです。

ワークスペースのカウンター横の壁なら、ちゃんと目につきます。それでいて悪目立ちはしない場所。それはいいと、即採用！

カウンター横一面にマグネットボードを施工してもらうことにしたのです。

マグネットボードのサイズは、170×60�僉�ちょうどカウンター上から天井までの大きさです。費用は約3万5000円でした。

 

忘れ物が減りスケジュール管理がスムーズに

マグネットボードには、子どもたちの学校関係のプリントを貼って管理しています。

作業カウンターのマグネットボードには、おもに直近の行事に関係するプリントを貼り、持ち物やスケジュールを確認しています。目につきやすい場所なので、うっかり忘れることもなし！　すごく便利です。

 

ほかにも集金や、振込が必要な大事なプリント、集金袋なども貼っています。期日が過ぎる前に、忘れずに対応することができています。

プリントを保管するファイルも同じ場所に

せっかくマグネットボードを採用するなら、行事が終了したものや対応がすんだプリントは、スムーズにファイルに収納できるようにしたい。

そこで、カウンター上には、棚も一緒につくってもらいました。マグネットボードからはずしたプリントは、棚に置いてあるファイルボックス内のファイルに保存して、また棚に。一連の作業が一歩も動かず完了できます！

プリントを貼る場所と、ファイル保管する場所が1つの場所にまとまっていることで、片づけの流れがスムーズに。家の中にプリントが散乱しなくなりました。

 

伝えておきたいこともマグネットボードに

忘れたくない内容をメモしておき、忘れ物防止にも役立っています。また、ここにメモをすることで子どもたちも目にするので、伝えておきたいことが自然と共有できます。

 

子どもとのちょっとした、メッセージのやり取りとしても使えます。

伝えておきたいことをメモするだけでなく、子どもたちから、口にするのはちょっと照れてしまうような、感謝の気持ちが書かれていることも。家族の小さなコミュニケーションスペースにもなっているのです。

プリントの整理整頓や、スケジュール確認に役立つマグネットボード。ワークスペースの一面に張るだけで、プリント管理がグッとラクに。家族のコミュニケーションも増えまました。