夏の定番メニューであるそうめん。めんつゆと薬味でいただくのはおいしいですが、続いてしまうと飽きてしまいがちに。そんなときの工夫について食文化研究家のスギアカツキさんが取材してくれました。

そうめんの飽きない食べ方3つ

夏と言えば、そうめん。短時間でさっとゆでて食べられるので、とっても便利ではありますが、同じつゆと薬味だと、やっぱり飽きてきますよね。そこで今回はその打開策を見つけるために、調味料や鍋つゆの大手メーカーのミツカンのCRM本部(凹んでない課)課長である田中 保憲さんに、そうめんをおいしく食べるコツについて教えてもらいました。

●マンネリ脱出!いつものそうめんをもっとおいしく味わうコツとは?

そうめんの強みは、アレンジが豊富で、夏の食欲が落ちる時期にもするっと食べられる点にあります。ここではだれでも今日から簡単に実践できる工夫法を3つご紹介します。

(1)いつもの「つゆ」を変えてみる

そうめんといえばオーソドックスな「めんつゆ」のイメージが強いでしょう。よく考えてみると、そうめんの主原料は小麦粉、塩、水。パンをイメージすれば想像しやすいかもしれませんが、素材がシンプルゆえに、和洋中どんなつゆとでも合うそう。

ミツカンの「大好きだし。麺と鍋。」シリーズにある「クリーミーとんこつ」と「えび香る魚介だし」でいただいたそうめんは感動のおいしさでした。つまり、いつもさっぱりしたつゆで食べているのであれば、濃厚味や辛味を加えて味わうのがオススメ。まったく新しい料理として楽しむことができます。

(2)香りのあるそうめんを選んでみる

最近スーパーや通販などでもよく見かけるようになった、色味のきれいな食材を練り込んだそうめんを選んでみるのもひとつです。オリーブ味、梅味、青しそ、抹茶、ショウガなど魅力的なカラフルそうめんが登場していますから、気になるものを選ぶことで、そうめん料理がいつも以上に楽しくなるでしょう。

(3)意外に合う!そうめんをおいしくさせるトッピング

最後は、トッピングする具材について。たくさんのトッピングがのっていると目でもおいしく、栄養も豊富に摂る事ができます。料理が得意ではない方でも簡単に調理できて、おいしく食べられるトッピングを教えてもらったところ、豚しゃぶ、蒸し鶏、おあげ、トマト、コーン、きゅうり、大根おろし、たくあんというラインナップ。

この中で最も驚いたのがたくあんでしたが、想定を超えるおいしさに感動。自宅でも実践しようと強く思いました。これらのトッピングを組み合わせる場合、田中さんのオススメは、キムチ×大根おろしと蒸し鶏×トマトとのこと。

そうめんを飽きずに食べるためのキーワードは、いつもと違う味。気になるものからぜひ試してみてくださいね。