水道光熱費の値上がりが止まらない昨今。少しでも節約するなら、洗濯などの日々の家事を見直してみて! 少しの意識で電気代を節約できる生活の知恵をご紹介します。

洗濯機の使い方、どっちがおトク?

洗濯機の使い方ひとつで、年間の電気代や水道代が大きく変わることも。よりおトクな使い方を紹介します。

●洗濯物をふつう洗いvsすすぎを1回減らす

→汚れが少ないものはすすぎを減らすと1回5.8円おトク

洗濯はエコ・節水モードで省エネに。モードのきり替えがない場合は、すすぎを1回減らすと水道代が1回5.8円削減に。少ない汚れなら問題なく落ちます(8kgタイプの縦型全自動洗濯機の場合/東京ガス調べ)

<お風呂の残り湯を使うときは注意!>

→残り湯を使う場合はその日のうちに

残り湯をひと晩放置すると、細菌数が約1000倍に! 避けた方が安全ですが、どうしても使う必要があるときはその日のうちに(東京電力調べ)

●洗濯物を小まめに洗うvsまとめて洗う

→まとめて洗濯が年間4614円おトク

毎日少量の洗濯物を洗うより、まとめ洗いで回数を減らした方が電気代も水道代もおトク。容量6kgの洗濯機に4割の洗濯物を入れて洗うよりも、8割の量で洗濯回数を半分にする方が年間4614円節約に(東京ガス調べ)

●ドラム式の乾燥機能vs浴室乾燥

→効率よく乾かせるドラム式がおトク

浴室乾燥機は広い浴室で乾かすので、電気代がかさみがち。槽内で乾燥させるドラム式乾燥機の方が、効率よく乾かせておトクです。なかでも消費電力量が少ないヒートポンプ方式がベスト(東京電力調べ)

<縦型洗濯機とドラム式洗濯機・得意なこと比較>

→節水したい人はドラム式に

こすり洗いをする縦型はドロ汚れが多く、洗濯物の量が多い人向き。少ない水でたたき洗いするドラム式は衣類の傷みを減らしたい人や節水目的の人向き(東京電力調べ)

・縦型→ドロ汚れに強い、容量が多い
・ドラム式→服の傷みを軽減、節水

<トイレでも省エネを意識>

→フタをして年間1336円おトク

水を流すときは「小」と「大」を使い分けると、「大」のみの場合より水道代が4.4円おトク! 便座暖房を使っているなら、未使用時にはフタをしめる、温水洗浄便座や洗浄水の温度を下げるとさらに節電に。(東京ガス調べ)

・フタをして年間1336円おトク
・便座暖房の温度を一段階下げて年間1011円おトク
・大小レバーの併用で年間1607円おトク

試算は、東京電力エナジーパートナー でんきの省エネ術、東京ガス都市生活研究所「ウルトラ省エネブック」(2023年1月)より引用