アーセナルとシティが争奪戦を繰り広げるライス。(C)Getty Images

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 デクラン・ライスの争奪戦が激化している。24歳のイングランド代表MFは今夏、2017年から所属するウェストハムを退団する意思を固めたと言われている。多くのビッグクラブが注視する中、具体的なオファーを送っているのがアーセナルとマンチェスター・シティだ。

 そんな中、移籍市場のエキスパートである『スカイ・イタリア』のファブリツィオ・ロマーノ記者が、現地時間6月27日にツイッターなどでライス争奪戦の最新情報を報道している。

 これまでアーセナルは二度目のオファーで固定額7500万ポンド(約137億円)+ボーナス1500万ポンド(約28億円)を送ったが、シティも直後に固定額8000万ポンド(約146億円)+ボーナス1000万(約18億円)ポンドで入札。しかしいずれも、1億ポンド(約183億円)を望むウェストハム側に拒否されたという。
 
 そこでアーセナルは、ウェストハムに三度目のオファーを提出。内容は固定額1億ポンド+ボーナス500万ポンドで、総額1億500万ポンド(約192億円)と超巨額だという。この額で取引となれば、2021年に1億ポンドでシティに移ったジャック・グリーリッシュを超えるイングランド人史上最高額であり、今夏の移籍市場全体でもレコードとなる。

 シティの再オファー次第だが、ウェストハムの要求額は満たしているだけに、アーセナルはライス獲得に自信を持っているという。

 オークションにより価格が高騰しているライス。はたして今夏に袖を通すユニホームは、アーセナルの赤か、シティの水色か。今後の展開が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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