アル・ナスル移籍が迫るブロゾビッチ。(C)Getty Images

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 また1人、ビッグネームのサウジアラビア移籍が迫っているようだ。

 現地時間6月26日、移籍市場のエキスパートである『スカイ・イタリア』のファブリツィオ・ロマーノ記者がツイッターを更新。サウジアラビアのアル・ナスルが、クロアチア代表MFのマルセロ・ブロゾビッチの売却に関してインテルと基本合意したという。移籍金は2300〜2400万ユーロ(約34億5000万円〜36億円)だという。

 残るは個人合意になるが、事前報道だとアル・ナスルはブロゾビッチに年俸2000万ユーロ(約30億円)の3〜4年契約でオファー済み。それゆえロマーノ記者は「アル・ナスルは選手から最終的なゴーサインを待つ」と報じている。
 
 現在30歳のブロゾビッチは今夏、インテル退団が囁かれている。バルセロナは3年契約をオファーしたとも言われているが、年俸は700万ユーロ(約10億5000万円)。アル・ナスルの提示額の3分の1に過ぎない。マネーではまったく太刀打ちできない状況だ。

 現時点ではインテルとのクラブ間合意を経て、ブロゾビッチもアル・ナスル側のオファーを受け入れる可能性が高そうだ。

 アル・イテハドがカリム・ベンゼマとエヌゴロ・カンテ、アル・ヒラルがルベン・ネベスとカリドゥ・クリバリの獲得を決めるなど、今夏はサッカー界にサウジアラビア旋風が吹き荒れている。昨年末にクリスティアーノ・ロナウドを獲得したアル・ナスルはブロゾビッチに加え、アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリー)やハキム・ジイェフ(チェルシー)の獲得も目指していると報道されている。

 サウジアラビア旋風の勢いは止まることを知らない勢いだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部