宮粼駿監督作品「君たちはどう生きるか」が7月14日(金)に公開されることを記念して、『金曜ロードショー』(日本テレビ系 午後9時〜)では3週連続でスタジオジブリ作品を放送。7月7日(金)は「風の谷のナウシカ」、7月14日(金)は「コクリコ坂から」、7月21日(金)は「もののけ姫」を送る。

『金曜ロードショー』「コクリコ坂から」(c) 2011 高橋千鶴・佐山哲郎・Studio Ghibli・NDHDMT

 

3週連続放送第1夜は、宮粼駿監督の原点ともいえる作品、1984年公開の「風の谷のナウシカ」。人間にとって毒となる“瘴気”を出す森「腐海」。腐海を巡る大国との争いに巻き込まれながらも、巨大な生物・王蟲たちと心を開こうとする、優しく、強いヒロイン。日本のアニメーションを代表する作品となっている。

 

第2夜は、宮崎吾朗監督作品。少女漫画が原作の青春物語「コクリコ坂から」。横浜のとある高校に通う、16才の少女・海は、歴史ある文化部部室の建物を守ろうとする少年・俊と出会う。ともに活動をするうちに惹かれあう二人に衝撃の運命が…。

 

企画・脚本は宮粼駿、できた脚本を宮崎吾朗監督が絵コンテに仕上げていく、という形で制作は進められた。舞台になった時代のヒット曲「上を向いて歩こう」が挿入歌として使われており、戦後復興の中、貧しいけれど希望に満ち、みんなが上を向いていた時代が描かれている。

 

第3夜は、宮粼駿監督渾身の超大作「もののけ姫」。1997年の公開当時、日本映画の興行収入記録を塗り替え、日本だけではなく世界が驚がく、絶賛した圧倒的な大傑作。村を救うも右腕に呪いを受け、村を追われた少年アシタカ。自分の運命を受け入れながら、“もののけ姫”サンとの出会いを通して、森と人が争わずに済む方法を模索し続ける。

 

また、1997年から2009年まで金曜ロードショーを飾った、撮影技師のキャラクター「フライデーおじさん」のオープニングが復活。「もののけ姫」制作中の1997年。忙しい中、宮粼駿監督が描いてくれたのがカメラを回す撮影技師のおじさんの絵。これを映像化したのが、「耳をすませば」の監督を務めた近藤喜文。さらに久石譲が「Cinema Nostalgia」という曲をつけ、誕生した。実は「フライデーおじさん」という名前が付いたのは、2021年とごく最近。名付け親は宮粼駿監督。そんな「フライデーおじさん」が映画を届ける。

 

1985年に始まった『金曜ロードショー』。翌86年には「風の谷のナウシカ」を『金曜ロードショー』として初放送し、これまで200回以上にわたってスタジオジブリ作品を放映してきた。そしてこの夏、『金曜ロードショー』とスタジオジブリがともに歩んだ軌跡をたどる企画展が開催される。

 

放送された時代ごとの記憶と記録を通じてジブリ作品の魅力に迫るほか、昭和から平成、令和へ、その時代ごとの世相を掘り起こすことで、作品の持つ時代性と普遍性を浮かび上がらせる。また、「風の谷のナウシカ」に登場する“腐海”を表現した空間にも入り込むことができたりと、ジブリ作品の世界観を楽しむことができる。東京展は、6月29日(木)から開催。チケットも好評発売中。

 

イベント情報

「金曜ロードショーとジブリ展」

 

■東京展

公式サイト:https://kinro-ghibli.com/(チケット発売中)※日時指定

日程:2023年6月29日(木)〜9月24日(日)

会場:天王洲・寺田倉庫 B&C HALL/E HALL

 

主催:日本テレビ/ローソンチケット/ディスクガレージ/第一通信社/ TOKYO FM

特別協賛:au(KDDI 株式会社)

特別協力:スタジオジブリ

協賛:寺田倉庫/図書印刷

 

■富山展※チケットなど、詳細は後日発表

日程:2023年10月7日(土)〜2024年1月28日(日)

会場:富山県美術館

 

主催:富山県、金曜ロードショーとジブリ展富山展実行委員会

(富山県美術館、北日本放送、北日本新聞社)

 

番組情報

『金曜ロードショー』

「風の谷のナウシカ」

日本テレビ系

2023年7月7日(金)午後9時〜11時24分

 

「コクリコ坂から」

日本テレビ系

2023年7月14日(金)午後9時〜10時54分

※サッカー中継のため最大15分、放送開始時間が繰り下がる可能性あり

 

「もののけ姫」

日本テレビ系

2023年7月21日(金)午後9時〜11時44分

 

(c) 1984 Studio Ghibli・H

(c) 2011 高橋千鶴・佐山哲郎・Studio Ghibli・NDHDMT

(c) 1997 Studio Ghibli・ND