「トイレ撮影会はOKなの?」水着撮影会中止で物議の埼玉県公園緑地協会・職員が女子トイレ盗撮の過去
6月上旬、埼玉県の県営プール、しらこばと水上公園と川越水上公園で行われる予定だった水着撮影会が相次いで中止。開催直前の中止ということもあり、グラビアアイドルなどから反発の声が挙がっていた。
【写真】5月にしらこばと水上公園で開催された、230名以上の女性が参加した撮影会
「会場の指定管理者である埼玉県公園緑地協会は、使用の許可条件にしていた“過激な露出の水着やポーズを禁止”に違反していた団体があったとして、水着撮影会を一律で中止にするように各団体に要請しました」(全国紙記者、以下同)
この件が報道され、物議を醸すと一転、同県の大野元裕知事は中止要請の撤回を求める指示を出した。
「県が同協会に確認したところ、しらこばと水上公園での撮影会においては、昨年12月に先ほどの使用条件を定めていましたが、違反していない団体の撮影会も中止となっていました。また、そもそも川越水上公園は使用条件が定められていませんでした。大野知事は11日に自身のツイッターを更新し、2か所で計6回開催予定だった撮影会の6団体のうち、違反があった2団体を除く、4団体については、中止要請撤回を求めたことを発表しました」
大野知事は12日の定例会見にて、
「違反が確認されなかった事業者も含めて、十把一絡げに扱ったことは適切ではなかった。会場によって、許可条件が違うということは好ましいと思っていない。県営プールでの今後の水着撮影会の在り方については、専門家も交えて検討を行うように協会に依頼をしました。水着撮影会そのものは、表現の自由の中に入ると思いますし、公が介入するものではない。水着での撮影と今回の中止要請の判断には関係ありません。許可条件に違反したかどうか、これを適切に判断してほしい、ということが協会に対して指導したことです」
と改めて説明しました。
水着撮影会をめぐり、その対応が騒動となった公園緑地協会だが、過去に別の“撮影”で問題が起こっていた。
職員がトイレ盗撮で逮捕に“皮肉”の声
「昨年11月7日に県内にある事務所近くの女子トイレにて、同協会の男性職員がスマートフォンで個室内を盗撮。気づいた女性が通報し、建造物侵入と迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されていました。罰金30万円の略式命令を受けて納付。同協会は、停職6月の懲戒処分とし、この職員は逮捕されたのと同月の11月30日付で依願退職となりました」(地方紙記者)
今回の件でこのニュースがネット上で注目を浴びることになり、
《トイレ撮影会はOKなのかな》
《身内にこういう人間がいたから懸念したってことか…》
などの声が挙がっていた。
この撮影会を楽しみにしていたモデル、ファンのためにも、身内の教育を含め、今後は襟を正して真摯に対応してほしい。