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 悲願のチャンピオンズリーグ優勝に向け、決勝進出をかけた準決勝セカンドレグ、レアル・マドリードとの最終決戦に臨むマンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督。とかくこの試合にむけ指揮官は「冷静さを保つこと」を強調しており、「自分たち次第で結果が得られる状況なのだ。特別なことをする必要などないよ」とコメント。ケヴィン・デ・ブライネも含めて「全員がオプション」となっており、最近ではますます勢いに乗ることからタイトル獲得に大きく前進しているともみられるが、仮にこれを果たせなかった場合に自身の在任期間で目標達成できない重圧はあるか?との問いには「私の仕事はチャンピオンズリーグだけではかられるものではない」と答えた。

 これだけでも確かに指揮官が強調する「冷静さを保つ」必要性は十分に理解のできるものであり、昨シーズンの準決勝ではレアル・マドリードが準決勝セカンドレグで劇的な反転攻勢をみせた記憶、さらには今回も初戦でシティのオフェンスが抑え込まれたという記憶もこびりついていることだろう。いかにこの状況を打開していくか。「それを口にすればカルロの耳にも入るではないか」と語ったグアルディオラ監督は、「安心してくれ、考えすぎているわけでもない。これまでと違うことをするわけでもないし、ただより流れを良くしていき、そしてよりよいプレーをみせていかなくてはならないということだ」と言葉をづけている。

 その一方でレアルのアンチェロッティ監督は、個の力とい点でも組織力という点でも「我々のベストを発揮すること、それがプランだ」と語り、それは例えばファーストレグにおけるレアル・マドリードがマンチェスター・シティを相手見せたディフェンスをあげられるだろう。ほぼこれといった得点チャンスを与えず、そして特にアントニオ・リュディガーがエルリング・ハーランドを封じ込めていた。ただその出場はミリタオの欠場も相まってのことであったが、今回もリュディガーが起用されるのか?「両方ともそのチャンスはある」と述べるにとどまった指揮官。「あらゆるシナリオを想定しながら準備を進めていく、PK以外はね」と述べ、「多くのカウンターがみられるような試合展開とはならないだろう」と指摘。忍耐力が試される試合展開を予想しているようだ。

マンチェスター・シティの先発予想:Ederson - Walker, Stones, Ruben Dias, Akanji - Rodrigo - De Bruyne, Gündogan - Bernardo Silva, Haaland, Grealish

レアル・マドリードの先発予想:Courtois - Carvajal, Rüdiger, Alaba, Camavinga - Kroos - Fede Valverde, Modric - Rodrygo, Benzema, Vinicius Junior