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 昨夏にマンチェスター・シティより迎え入れた際には、ボルシア・メンヒェングラードバッハにおいて板倉滉は、むしろそれ以前にプレーしていたシャルケ時代とは異なり、ボランチでの役割を期待され加入していたとも見られていた。だがダニエル・ファルケ監督の下、日本代表ディフェンダーは守備の要としてセンターバックでの先発出場を続けており、改めて木曜の記者会見の席では、指揮官は板倉を「本来のポジション」であるセンターバックとして計画していることを強調している。

 「ファルケ監督「滉はポリバレントな選手であり、その多彩さは彼の1つの武器。それも常にチームとしては考慮しなくてはならないものではあるだろう」とコメント、「とはいえ私の見方では彼のポジションはセンタバックであり、実際にそのポジションで以前のクラブでも日本代表でもプレーしてきた」とも強調。そのため板倉は「必要とされる時に限り」ボランチとしての選択肢とみなされているようだ。「確かにシャルケ時代でも中盤でプレーすることもあったが、そこでのセットアップは少し異なるものだよ」

 また理由はそれだけではない。「ボランチにはいい選手が揃っている」と語るように、クリストフ・クラマーや先日に完全移籍で核としたユリアン・ヴァイグル、そしてクアディオ・コネらが控えている一方、センターバックでは特に来シーズンに関して、ニコ・エルヴェディやマルヴィン・フリードリヒらの移籍の可能性が取り沙汰されているところ。そこで「長い間、いいパフォーマンスでその力を証明してきた」センターバックを「構想に入れている」のは理にかなった判断だといえる。

#Farke: Ko ist ein polyvalenter Spieler und seine Vielseitigkeit ist einer seiner Stärken. Seine ureigene Position ist für mich die des Innenverteidigers. Dort hat er auch seine allermeisten Spiele in seinen vorherigen Stationen und in der Nationalelf absolviert. #BVBBMG pic.twitter.com/lflJJAL52i

- Borussia (@borussia) May 11, 2023