外為サマリー:132円60銭台に上昇、ゴトー日に伴うドル需要を意識

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 10日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=132円60銭前後と前週末の午後5時時点に比べて70銭強のドル高・円安となっている。

 7日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=132円16銭前後と前日に比べて40銭弱のドル高・円安で取引を終えた。米3月雇用統計の結果を受けて景気減速懸念が和らぐなか、一時132円38銭まで上伸した。

 この流れを引き継ぐかたちで、この日の東京市場のドル円相場も堅調な展開となっている。週明けのゴトー日(5のつく日と10のつく日)とあって国内輸入企業などのドル需要が意識されやすく、午前9時50分ごろには132円67銭をつける場面があった。なお、きょうは日銀の新総裁に就任した植田和男氏の会見が行われる予定となっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0903ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0010ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=144円58銭前後と同60銭強のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS