東京株式(寄り付き)=続伸スタート、米雇用統計受け不安心理は後退

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 10日の東京株式市場は売り買い交錯のなかもやや買いが優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前営業日比140円高の2万7658円と続伸。

 前週末に発表された3月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数の増加や失業率、平均時給など総じて事前の市場コンセンサスと大きな開きはなく、過度な不安心理が後退している。前週末は欧州やアジアの多くの株式市場や米国株市場が休場だったこともあり、雇用統計の結果に対する反応は東京市場が先となるが、想定内の結果だったことから全体相場への影響は限定的となっている。日経平均は前週に波乱含みの下げに見舞われたが、前週末は小幅ながらプラス圏で着地し下げ止まる動きをみせていた。きょうもその流れを引き継ぎ、上値は重いものの2万7000円台半ばで頑強な値動きを示しそうだ。

出所:MINKABU PRESS