仕事に行きたくないときはどうする?

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 人事コンサルティング事業などを展開するベクトル(東京都千代田区)が、仕事に行きたくない理由やタイミングなどについてのアンケートを実施。仕事に行きたくないときの対処法に関する結果も公表しました。

自分なりの楽しみを作る人も

 調査は1月18日、男女500人対象にネット上で実施。

 仕事に行きたくないときに、何らかの症状が出るかどうかを聞きました。1位は「疲労感」(188人)で、2位「症状はない」(181人)、3位「眠れない」(146人)と続きました。

 具体的な症状として、「毎朝、同じ毎日が来ると思うと憂鬱(ゆううつ)で、勝手に涙が出てくることが多かったです」「朝出勤する前、心臓とおなかが痛くなる」「食欲が湧かなくなり、どんなに疲れていても食べ物を体内に入れたくない。入れて吐くことはないが満腹になっても幸せな気持ちにならない」などのコメントが集まりました。

 続いて、仕事に行きたくないときの対処法について、聞きました。1位は「諦めて仕事に行く」(174人)で、2位「割り切る」(131人)、3位「楽しみを作る」(116人)と続きました。

 具滝的な対処法については、「お金をもらうためだと割り切って働く」「お昼においしいご飯を食べるぞ、と自分を奮い立たせます」「無理やり頭を切り替えて働いてました。頑張ったご褒美に帰りにコンビニスイーツを買う!とか少しでも気分が上がることを考えました」などのコメントが集まっており、気持ちを切り替えて頑張ろうとする人が多いのが分かります。

 一方、「無理やり仕事をキャンセルして完全に休日にして、公園のベンチに座ってぼんやりとしたり、あてもなく近所を歩いて散歩。頭を空っぽにするように努めた」といったように、実際に仕事を休んだ人もいました。

 最後に、仕事に行きたくないと感じている人にどのようなアドバイスをするかを聞きました。「まずはゆっくり休むこと、誰か自分の味方になってくれる人を見つけ、聞いてもらい共感してもらうことが大切だと思います」「疲れているときは一度とことん気が済むまで休んでみてください。中途半端に休むと疲れが継続してしまうのでメリハリが大事です!」など、休養を勧めるコメントが多く集まりました。

 一方、「無理することはないでしょう。思い詰めるのは厳禁。さっさと職場を変えた方が良いです」「まずは頑張っていくべきだが、体調が崩れるくらいならすぐに休職または退職する!という気持ちで仕事をしたら気が楽。また、実際にその状況になったら遠慮なく休むべき」「早く転職を。必ず自分に合う仕事がある」など、転職を勧めるコメントも目立ちました。

 同社は、調査結果を受け、「仕事終わりの楽しみを作ったり、リフレッシュのために休んだり、誰かに相談してみたり…。どうしてもダメなときは、転職を検討するのも1つの手ですね」「『仕事に行きたくない』と考えているのは、あなただけではありません。みなさんが感じていることですから、思い詰めてしまいそうなときはまずは誰かに相談してみてくださいね」とアドバイスしています。