上位機種「EOS R6 MarkII」ゆずりの高性能カメラ!

EOS R50とEOS R8が登場

 キヤノンは2023年2月8日(水)、ミラーレスカメラから「EOS R50」(APS-Cサイズ)と「EOS R8」(フルサイズ)を、ズームレンズから「RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM」と「RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM」を発表しました。


APS-Cサイズミラーレスカメラ「EOS R50」(画像:キヤノン)。

 新たにラインナップされた「EOS R50」は、従来のエントリー向け一眼レフカメラ「EOS Kissシリーズ」のコンセプトを継承しており、「カメラ=難しい」という先入観を払拭できるよう開発されました。

 先に登場した「EOS R10」よりも操作は簡単。スマホネイティブユーザーやストリーマー(動画配信者)、エントリー機の買い替え需要をターゲットとしていることから、操作スイッチ類も「EOS R10」などより点数を減らし、カメラ初心者でも迷わず使えるスマホライクな操作性だそうです。

 スマホなどと比較して圧倒的に高画質、高感度の撮影が可能な「EOS R50」ですが、なかでも初心者の強い味方が「シーンインテリジェントオート」機能です。いわば全部おまかせで、スマホのようにシャッターを押すだけで、色鮮やかな写真撮影が可能。撮影画像のスマホなどへの転送も即座に可能なため、高画質、高感度で撮影した写真をすぐにSNSなどに投稿できます。

 また、流し撮り撮影をする際に成功率を上げるためのトレーニング用に、「被写体ブレガイド」を搭載。撮影時のブレ情報を表示するガイドを搭載しており、航空機の撮影などでも有益な機能です。より上位機種(EOS R6 Mark IIやEOS R8)に搭載されている「飛行機」を自動検出する機能はないものの、自身のウデでカバーすることもできそうです。

 本体サイズは「EOS Kiss M2」とほぼ同等で、幅約11.6cm、高さ約8.5cm、奥行き約6.8cm。最も軽いホワイトは約376gで、気軽に持ち出せるサイズです。

 同梱された「RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM」は、35mm判換算で約88〜336mm相当の焦点距離をカバーしながらも、全長は約92.9mm、重さ約270gと、小型かつ軽量です。

「EOS R8」は飛行機の検出が可能!

 一方の「EOS R8」は、「初めてのフルサイズ」をコンセプトとした、小型で軽量なカメラです。約2420万画素のフルサイズセンサーを搭載しており、高解像で高感度な撮影はもちろんのこと、電子シャッターで最高40コマ/秒の撮影も可能です。


フルサイズミラーレスカメラ「EOS R8」(画像:キヤノン)。

 こちらは前出した「飛行機」を自動検出する機能もついています、「RAWバーストモード」と呼ばれる、シャッターを切る直前の瞬間も記録も可能です。

 動画は6K品質の映像で撮影でき、クロップなしで4K映像に落とし込んでも高画質な撮影を可能にする「6Kオーバーサンプリング」を搭載。4K/60P動画の撮影も可能で、「EOS R6 Mark II」の高い基本性能を継承しています。

「EOS R8」には、小型で軽量のズームレンズ「RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM」もキットに含まれる予定です。キヤノンオンラインショップでの販売価格は以下の通り(オープン価格。いずれも税込み)。

●「EOS R50」ボディ単体:11万1100円
●RF-S18-45 IS STMレンズキット:12万6500円
●ダブルズームキット:15万6200円

●「EOS R8」ボディ単体:26万4000円
●RF24-50 IS STMレンズキット:29万3700円

 発売時期は、「EOS R50」が2023年3月下旬を、「EOS R8」が4月下旬を、それぞれ予定しています。