開業前から「幻の駅」に!? 日田彦山線BRTで新駅計画が中止 村からの要請うけ
「棚田親水公園駅」が幻の駅に・・
日田彦山線BRTは全36駅で開業へ
JR九州と福岡県東峰村は9日、今夏開業予定のBRTひこぼしライン(日田彦山線BRT)に新設する予定だった「棚田親水公園駅」の設置計画を正式に中止したと発表しました。
BRTひこぼしラインの車両デザイン(画像:JR九州)。
東峰村では、棚田親水公園や河川プール、ほうしゅ楽舎といった周辺施設へのアクセス向上を図ることを目的に、棚田親水公園駅の新設を計画。同駅は旧JR鉄道敷を再整備した専用道区間に設けられる予定でした。しかし、新駅予定箇所の地形や高低差、利便性、工法などを検討した結果、駅設置を中止したとしています。
村からJR九州に駅設置中止の申し出があった後、双方で協議が行われていましたが、この度正式に計画の中止に至りました。これでBRTの駅数は全36駅に変更となります。
BRTひこぼしラインは、2017年の豪雨で被災した日田彦山線の添田〜夜明〜日田間の約40キロをBRT方式で復旧するもので、通常運行では中型ディーゼル車2台と小型電気バス4台が使用されます。今秋からは、水素バスを用いた実証運転も行われる予定です。