神奈川の海沿いでも降るかも。

2月9日夜から首都圏で降雪予測

 2023年2月9日(木)以降、南岸低気圧の影響により首都圏でも積雪のおそれがあることから、道路管理者が警戒を強めています。


関越道での大規模立ち往生の事例(画像:国土交通省)。

 NEXCO中日本は東名、新東名、中央道などの具体的な区間について、9日夜から10日の日中ないし11日朝までの降雪が予測されている時間帯を挙げ、状況によっては通行止めを行うとしています。

 NEXCO東日本や国土交通省は、運送事業者などにも向け、大雪による立ち往生を防ぐ備えについて啓発しています。路面を覆うほどの積雪路・凍結路においては、オールシーズンタイヤではなくスタッドレス表記または国際的なスノーフレークマークが表示されている冬用タイヤを全車輪に装着することや、「車両のバンパーに接触するような新雪の深い積雪路」は、冬タイヤやチェーンのいずれも限界で走行困難であることなど、注意を呼び掛けています。

 また、特に立ち往生しやすい車両(トラック)として以下のような特徴が挙げられています。

・一軸駆動車(二軸駆動車に比べて駆動軸が空転しやすい)
・連結車(トレーラー付近の積雪により走行抵抗が増大)
・空荷の車両(駆動軸に十分な荷重がかからず、発進性能が低下)
・年式の古い車両(空転を低減するトラクションコントロールなどの機能が搭載されていない)

「交通渋滞等を引き起こした運送事業者等には監査を行い、講じた措置が不十分と判断されれば処分の対象となります」と注意が呼びかけられています。