スマートホーム家電の国際標準規格「Matter」とは? プラットフォームの垣根を超える便利さとスゴさを解説
●スマートホーム家電の国際標準規格「Matter」
みなさんは「Matter」(マター)というIT用語を聞いたことがあるでしょうか。
スマートフォンやスマートスピーカーから操作や自動運用設定が行える「スマートホーム家電」を運用するための「国際標準規格」の名称です。
2015〜2016年頃から徐々に人気とシェアを広げてきたスマートホーム家電ですが、メーカー各社がそれぞれに独自の操作アプリやシステムを導入した結果、
いくつもの規格が乱立する自体に陥りました。
そこで、業界として規格を標準化し、ユーザーが混乱することなく統一した仕様でスマートホーム家電を利用できるようにしようという目的でMatterが策定されました。
Matterのメリットは、主に以下のようになります。
・相互運用性
1つのスマートホーム家電を複数のデバイスやプラットフォームから操作ができる
・簡易性
どのメーカー製品でもユーザーは迷うことなく同じような操作で運用が可能になる
・信頼性の向上
規格化し準拠製品に認証マークを付けることで消費者は安心して商品を購入することができる
Matterは標準化団体である「Connectivity Standards Alliance」(CSA)が策定・管理しており、現在200社以上ものメーカーやプラットフォーマーが参画しています。
Matterの認証ロゴマーク。認証製品には左のロゴアイコンなどがつく
AppleのWWDC 2022より。日本でもお馴染みの企業名がずらりと並ぶ
●Matterのロゴやアイコンの付いたスマートホーム家電を購入しよう
プラットフォーマーとしてはAppleやGoogle、Amazonなど主要な企業が参画しており、現在主流となっているスマートフォンやスマートスピーカーは、今後ほぼすべてがMatterに準拠していくことになります。
Matterへの対応は、
すでに2022年あたりから始まっており、2023年1月現在までに発売されている製品であっても、ファームウェア・アップデートなどで対応したものや対応予定のものが多数あります。
Google製品の場合、Google HomeシリーズやGoogle Nestシリーズなどはすでに対応済み
Matterに対応・準拠した製品は、前述したようにプラットフォームの垣根を超えて操作が可能であるため、
1つの製品をGoogleアシスタントから操作したり、AppleのSiriから操作したりと、自由に選べます。
現在自分が利用しているスマートフォンやスマートスピーカーのプラットフォームを気にすることなくスマートホーム製品を購入することができるのはとても便利です。
スマートホーム家電を購入する際は、この「Matter」のロゴやアイコンが付いていることを確認しましょう。
執筆 秋吉 健
みなさんは「Matter」(マター)というIT用語を聞いたことがあるでしょうか。
スマートフォンやスマートスピーカーから操作や自動運用設定が行える「スマートホーム家電」を運用するための「国際標準規格」の名称です。
2015〜2016年頃から徐々に人気とシェアを広げてきたスマートホーム家電ですが、メーカー各社がそれぞれに独自の操作アプリやシステムを導入した結果、
いくつもの規格が乱立する自体に陥りました。
そこで、業界として規格を標準化し、ユーザーが混乱することなく統一した仕様でスマートホーム家電を利用できるようにしようという目的でMatterが策定されました。
Matterのメリットは、主に以下のようになります。
・相互運用性
1つのスマートホーム家電を複数のデバイスやプラットフォームから操作ができる
・簡易性
どのメーカー製品でもユーザーは迷うことなく同じような操作で運用が可能になる
・信頼性の向上
規格化し準拠製品に認証マークを付けることで消費者は安心して商品を購入することができる
Matterは標準化団体である「Connectivity Standards Alliance」(CSA)が策定・管理しており、現在200社以上ものメーカーやプラットフォーマーが参画しています。
Matterの認証ロゴマーク。認証製品には左のロゴアイコンなどがつく
AppleのWWDC 2022より。日本でもお馴染みの企業名がずらりと並ぶ
●Matterのロゴやアイコンの付いたスマートホーム家電を購入しよう
プラットフォーマーとしてはAppleやGoogle、Amazonなど主要な企業が参画しており、現在主流となっているスマートフォンやスマートスピーカーは、今後ほぼすべてがMatterに準拠していくことになります。
Matterへの対応は、
すでに2022年あたりから始まっており、2023年1月現在までに発売されている製品であっても、ファームウェア・アップデートなどで対応したものや対応予定のものが多数あります。
Google製品の場合、Google HomeシリーズやGoogle Nestシリーズなどはすでに対応済み
Matterに対応・準拠した製品は、前述したようにプラットフォームの垣根を超えて操作が可能であるため、
1つの製品をGoogleアシスタントから操作したり、AppleのSiriから操作したりと、自由に選べます。
現在自分が利用しているスマートフォンやスマートスピーカーのプラットフォームを気にすることなくスマートホーム製品を購入することができるのはとても便利です。
スマートホーム家電を購入する際は、この「Matter」のロゴやアイコンが付いていることを確認しましょう。
執筆 秋吉 健