各種割引で4957円に!ハイレゾ対応でインナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS AIR3 DELUXE HS」を試す【レビュー】
SOUNDPEATSのハイスペイヤホン「AIR3 DELUXE HS」を試す |
ワイヤレスオーディオやスマートウォッチなどのウェアラブル製品を手がける「SOUNDPEATS(サウンドピーツ)」が左右独立型の完全ワイヤレスイヤホン「AIR3 DELUXE HS(エアスリー・デラックス・エイチエス)」を2022年10月22日(土)に発売した。
同社の公式Webサイトや大手Webストア「Amazon.co.jp」のほか、SOUNDPEATSの取扱店で販売されており、価格は(金額はすべて税込)公式WebサイトやAmazon.co.jpでは7,180円となっている。
なお、500円OFFクーポンは商品ページで「¥500 OFFクーポンの適用」にチェックを入れて「カートに入れる」を押し、5%OFFプロモーションコードは購入手続き時に「ギフトカード、種類別商品券、またはプロモーションコードを追加する」に入力して「適用」を押すことで利用できる。
今回はこのAIR3 DELUXE HSをメーカーよりご提供いただいたので、パッケージや同梱品、外観に加え、特徴や使用感、アプリ操作などを写真や動画を交えながらレビューしていく。
■開封、同梱品をチェック
パッケージ(個装箱)を手で持ったところ
SOUNDPEATSは2011年に中国で設立されたオーディオ製品を中心に手がけるメーカーだ。日本だけでなく、ヨーロッパやアメリカなどのグローバル市場で製品を展開している。
個装箱表面(画像=左)と裏面(画像=右)
個装箱の上蓋を開けたところ
アプリケーションガイド表面(画像=左)と裏面(画像=右)
個装箱内面(左)と上蓋(左)
すべての内容物
薄くて四角い個装箱の裏面にはハイレゾやLDACロゴの他に主な特徴が記載されているが、アイコンや文字は少なくシンプルなデザインとなっている。
内容物はイヤホン本体の他に
・充電ケース
・USBケーブル(USB Type-C)
・User Guide(取扱説明書)
・SOUNDPEATS APP INTRODUCTION(アプリに関するガイド用紙)
が同梱されている。
カナル型イヤホンではなくインナーイヤー型イヤホンのため、イヤーチップは同梱していない。また、ACアダプタも同梱していないため、別途用意する必要がある。用紙類以外はイヤホン、充電ケース、USB Type-Cケーブルの3点のみのシンプルな構成だ。
取扱説明書は7言語に対応
取扱説明書の日本語ページ(ペアリング、リセット、装着方法)
取扱説明書の日本語ページ(製品図解、操作)
取扱説明書の日本語ページ(ゲームモード、Q&A)
取扱説明書は全45ページの小さな冊子で、対応言語は
・English(英語)
・Deutsch(ドイツ語)
・Francais(フランス語)
・Espanol(スペイン語)
・Italiano(イタリア語)
・日本語
・中文
の7言語で記載されている。そのため、1言語あたり6〜7ページの説明で日本語ページは34ページから39ページに渡って「ペアリング」および「リセット」、「装着方法」、「製品図解」、「操作」、「ゲームモード」、「Q&A」の7項目を解説している。
■本体の操作や仕様をチェック
充電ケースを手に乗せたところ(充電ケース正面)
充電ケースを手に乗せたところ(充電ケース背面)
充電ケースを充電すると正面のインジケーターが点灯する
充電ケースからイヤホンを取り出しているところ
イヤホンを取り外した充電ケースの内側
充電ケース内側の記載
充電ケースは楕円形の光沢仕様で手の中にすっぽり収まる大きさだ。マット仕様ではないので指紋跡が目立ちやすいが、大きさと相まって握りやすく、グリップ感は良いほうだと感じた。上蓋は片手で開閉が可能で、開けやすく閉めやすい。
イヤホンの取り出しやすさや収納のしやすさも悪くはないが、少し気になったのはイヤホンの収納の向きだ。
一般的にはイヤホンの棒状の部分が外側、耳に入れるドライバー(スピーカー)部分が内側のため、取り出した向きのまま耳に挿入できるが、AIR3 DELUXE HSは棒状の部分を内側にして収納するため、ドライバー(スピーカー)部分が外側になり、取り出してから一旦180度向きを変えてから耳に挿入しないといけない。この辺りは慣れの部分になってくるが、最初のうちは違和感を抱くことになるかもしれない。
充電ケース正面にはLEDインジケーターと、マルチボタンを搭載する。背面にはSOUNDPEATSのロゴ、下部側面にはUSB Type-C端子を備えている。
イヤホンのバッテリー容量は30mAh×2(左右1つずつ)、充電ケースのバッテリー容量は300mAhとなっており、イヤホン単体では約5時間、充電ケースと併用では最大20時間の再生が可能だ。
ワイヤレスイヤホンの製品としてはバッテリー容量はそれほど大容量ではなく、また充電ケースと併用で24時間前後の利用が可能な製品が珍しくないことを考えると、長時間利用製品だとは言い難い。しかし、利用頻度や利用環境においてこれくらいの利用時間で十分という人であれば特に気にする必要はないだろう。
イヤホンを手に乗せたところ
イヤホンの外側。SOUNDPEATSの「S」のロゴ部分がタッチセンサー
イヤホンの内側
ドライバー(スピーカー)内蔵部分。イヤーチップ不要のインナーイヤータイプ
イヤホンはドライバー(スピーカー)が搭載されている丸い部分から棒状の柄が伸びたいわゆる「スティック型」や「うどん型」と呼ばれる形状となっている。イヤホンの内側には「L」(左)と「R」(右)の型押しがあり、下部には充電用の端子(接点)を搭載している。なお、本体のカラーバリエーションは「ブラック」の1色のみだ。
ワイヤレスイヤホンとしては大口径の14.2mmダイナミックドライバーを搭載しており、Bluetoothのバージョンは5.2、対応プロファイルはA2DP/AVRCP/HFP/SPP/GATT、コーデックはAAC/SBC/LDACをサポートしている。
イヤホン本体は生活防水(IPX4準拠)の性能に対応し、イヤホン片側の重要は約4g、イヤホンを含めた充電ケースの重量は約36.3gとなる。
充電ケースとは異なり、マットな仕様のイヤホンは質感が良く、指紋跡などの汚れも目立ちにくい。また「S」のロゴ部分がタッチセンサーとなっており、軽く叩くもしくは軽く触れて各種操作ができる。
タッチ操作は以下の通り。
●音楽再生の操作
・Lを1回タッチ:1段階音量ダウン
・Rを1回タッチ:1段階音量アップ
・LRとも2回タッチ:再生と一時停止
・Lを3回タッチ:ゲームモードON/OFF切り替え
・Rを3回タッチ:音声アシスタント起動
・Lを1.5秒長押し:曲戻り
・Rを1.5秒長押し:曲送り
●通話の操作
・LRとも2回タッチ:受話・終話
・LRとも1.5秒長押し:着信拒否
・LRとも2秒長押し:通話の切り替え
後述する専用アプリに対応しているが、キーアサイン(操作の割り当て)は原則変更できない。なお、イヤホンは装着自動検出機能に対応しており、イヤホンを耳から外すと自動で再生が一時停止し、再びイヤホンを耳に装着すると音楽再生が再開する。この装着自動検出機能により再生および一時停止については専用アプリでON/OFFの切り替えが可能だ。
イヤホンを装着した状態
イヤホンを装着して横向きの状態
装着方法は耳穴にスポッと挿しこむだけだ。一般的なカナル型のワイヤレスイヤホンのように耳穴に入れてから少しひねって固定させる装着方法とは異なる。
装着感は特に違和感を抱くこともなく、自然なフィット感だ。密閉感を得られるカナル型に慣れていると妙な解放感があり落ちやすそうに感じるが、よほどのことがない限り簡単に落ちたりはしない程度に固定される。逆にカナル型の密閉感がしんどいと感じる人にはインナーイヤー型のイヤホンはオススメだ。
Androidスマホ(シャオミのMIUI 12)のBluetooth設定画面
ペア設定後の詳細画面。LDACのON/OFFが可能
ここからはペアリングの操作方法について簡単に解説する。Androidスマートフォン(スマホ)ではまずBluetoothの設定に進み、利用可能なデバイスに表示される「SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS」をタップしてペア設定をするだけだ。
スマホ側がLDACに対応していれば自動的にLDACで接続されるが、もしそうでなければペア設定した後に詳細設定からON/OFFの切り替え操作をしてみよう。
ペアリングした機器と別の機器とペアリングする際はすでにペアリングしているすべての機器のBluetoothをオフにすることによってイヤホンがペアリングモードに移行する。
またイヤホンを充電ケースにセットした状態で充電ケースの上蓋を開け、充電ケース正面のマルチボタンを3秒間長押しするとイヤホンがペアリングモードに移行する。なお、同様の操作でマルチボタンを10秒間長押しするとリセットされ、イヤホンはペアリングモードに移行する。
■SoundPeatsアプリ
接続中製品のホーム画面
ここからは専用アプリ「SoundPeats」について見ていこう。スマホにアプリをインストールした後にアプリを起動し、メールアドレスとパスワードを設定してユーザー登録(アカウント作成)をする。ユーザー登録といってもメールアドレスとパスワードを設定する程度でその他の個人情報の登録作業などはない。
アカウント作成後はスマホとAIR3 DELUXE HSを接続した状態でアプリを起動すると接続中のイヤホンの機種を自動認識してホーム画面に推移する。
ここではホーム画面左上の3本線メニューと、ホーム画面左下にあるイコライザーアイコンをタップして推移する「カスタマイズ」について解説する。
メニュー画面(画像=左)と「ファームウェアアップデート」画面(画像=右)
ホーム画面左上の3本線メニューをタップするとメニュー画面が表示され、
・ファームウェアアップデート
・メッセージ
・設定
・SOUNDPEATS APPについて
・ログアウト
といった項目が並ぶ。この中でファームウェアアップデートをタップすると、イヤホンのファームウェアアップデートができる。
イヤホンを接続したまま、音声は切った状態で、アプリの「更新する」をタップすると、新しいバージョンのデータをダウンロードし、その後イヤホンに転送されアップデートが完了する。操作自体は「更新する」をタップするだけのため、とてもシンプルで簡単だ。
なお、「設定」は今のところ言語設定のみとなっており、「SOUNDPEATS APPについて」をタップするとアプリのバージョンとプライバシーポリシーが確認できる。
「カスタマイズ」画面
ホーム画面左下のイコライザーアイコンをタップすると「カスタマイズ」画面に推移する。カスタマイズでは
・ボリュームコントロール
・アダプティブイコライザー
・イコライザー(EQ):事前設定/カスタマイズ
・ゲームモード
・タッチキーのワンクリック機能を無効にする
・装着自動検出
といった7つの項目について設定や操作ができる。
アダプティブイコライザーの「操作の説明」画面(画像=左)、「テストレポート」画面(画像=中央)、確認画面(画像=右)
「アダプティブイコライザー」は聴覚テストを実施してより最適な音質で視聴できる機能だ。「カスタマイズ」画面で「アダプティブイコライザー」の「詳細」をタップすると聴覚テストができる画面に推移する。
イヤホンを両耳にセットし、イヤホンから聞こえてくる音を「1回」「2回」「3回」「聞いていなかった(聞こえないの意味)」のいずれか該当するアイコンをタップする。1〜2分程度の聴覚テストを完了すると「テストレポート」の画面に推移し「最適なEQカーブ」を確認できる。
この画面でもう1度テストをやり直したい場合は画面左下の「もう一度テストする」をタップ、決定する場合は画面右下の「スタート」をタップし、確認画面で「決定事項」をタップして確定できる。もちろん確定後も聴覚テストをやり直すことができる。小さな音の聞き分けも必要なため、この聴覚テストはできるだけ静かな場所で実施するようにしよう。
イコライザーの「事前設定」画面(画像=左)と「イコライザー(EQ)カスタマイズ」画面(画像=右)
アダプティブイコライザーとは別に、プリセットイコライザーとカスタマイズイコライザーが用意されている。当然だが、3種類のイコライザーを併用することはできないため、いずれか1つを選択して利用することになる。
たとえアダプティブイコライザーで聴覚テストをしてONにしていても、その後に事前設定(プリセット)イコライザーを選択すると、アダプティブイコライザーは自動でOFFになってしまうので注意しよう。
「事前設定」(プリセット)では
・SOUNDPEATSクラシック
・低音強調
・低音低減
・電子音
・ロック
・民謡
・高音域の強調
・ヒップホップ
・ポップ
これら9種類から選択可能だ。
「イコライザー(EQ)カスタマイズ」画面では10の周波数をそれぞれ+6から−6まで1段階ずつの調整が可能だ。
このように「アダプティブイコライザー」を含め3種類のイコライザーから、好みの音が再生されるイコライザーを選択することができる。
「カスタマイズ」画面ではイコライザー以外に
・ゲームモード(低遅延モード)
・タッチキーのワンクリック機能無効
・装着自動検出
があり、これらそれぞれのON/OFF切り替えが可能だ。ちなみにデフォルト(初期値)では装着自動検出がONに、ゲームモードおよびタッチキーのワンクリック機能はOFFの設定になっている。
カナル型ではなく、インナーイヤー型であることで、イヤーチップがなかったり、アクティブノイズキャンセリング(ANC)や外音取り込み機能にも非対応とシンプルな仕様となっており、専用アプリにおいても設定項目が比較的少なく、シンプルで分かりやすくなっている。
音質に関しては公式Webサイトの製品ページに「振幅が大きい低域から中域を忠実にトレースしつつ、伸びやかで艶のある高域を再現。全帯域にわたりバランスよく再生します」という全部の帯域をバランスよく再生する内容が記載されているが、実際に聴いてみると記載通りのまさにバランス重視といった印象だ。
インナーイヤー型が故のシンプルさや開放的な装着感がありながら大口径ドライバーやLDAC対応によるハイレゾ音源再生、さらにアプリにおける多彩なイコライザー対応で多くの人に好みかつ高音質を提供できる製品だと言える。
またミドル〜ハイスペックな仕様にも関わらず、通常価格は1万円を大きく下回る7,180円で、セール時は4千円台〜6千円台で販売されており、かなりお買い得な製品だ。カナル型イヤホンが苦手な人はもちろん、インナーイヤー型のイヤホンを使ったことがない人、またLDACに対応した製品を使ったことがない人はぜひ試してみて欲しい。
最後に開封からBluetoothのペアリング、タッチ操作、装着感、音質など視聴した感想、専用アプリ「SoundPeats」を操作しながら解説した動画を紹介するので参考にして欲しい。
S-MAX:SOUNDPEATSのインナーイヤー型でハイレゾに対応した完全ワイヤレスイヤホン「AIR3 DELUXE HS」を試す!【レビュー】
アプリ名:SoundPeats
価格:無料
カテゴリー:
開発者:
バージョン:
Android 要件:
Google Play Store:https://play.google.com/store/apps/details?hl=ja&id=com.thirtydays.headset&hl=ja&gl=US
アプリ名:SOUNDPEATS
価格:無料
カテゴリー:ユーティリティ
開発者:yong yang
バージョン:1.1.0
iTunes Store:https://itunes.apple.com/jp/app/id1591177550?mt=8
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS ワイヤレスイヤホン Bluetooth 5.2 ハイレゾ対応/LDAC / 最大20時間音楽再生 / ゲーミングモード/専用アプリ対応/通話ノイズリダクション/技適認証取得 bluetooth イヤホン サウンドピーツ インナーイヤー型 イヤホン (ミッドナイトブラック)
SoundPEATS(サウンドピーツ)
記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)
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