Narwal Japanは10月28日、フローリングの水拭き掃除に対応した、モップ洗浄機能付きステーションが付属するロボット掃除機「Narwal Freo(ナーワル フレオ)」を発表した。公式オンラインサイトなどで11月1日から順次発売する。公式オンラインサイト価格は189,800円。

Narwal Freo/ホワイト

Narwalは、2016年に中国の広東省で設立されたロボット掃除機メーカー。2019年にモップ自動洗浄付きロボット掃除機「J1」を発表し、今回の製品が日本市場に投入する初めての製品となる。

Narwal Freoは、洗剤投入・モップ洗浄・熱風による乾燥を自動で行うステーションが付属したロボット掃除機。自動でモップ洗浄するため、モップの手入れの負担を大幅に軽減する。なお、ステーションにダストボックスは内蔵していない。

ステーションはモップの汚れ方に合わせて、適切な水量に調節するため、節水しながら効率よくモップを洗浄する。内蔵の浄水タンク容量は4.5Lと大きく、一度の給水で約23回(一度の水量を約200mLで計算)のモップ洗浄が可能だ。モップは約40度の温風を送って素早く乾かすため、生乾きのにおいも解消するという。

ステーションに浄水タンク・汚水タンク・洗剤タンクを備え、モップを自動で洗浄

水拭きは、フローリングやタイルなど、床の材質に合わせてモップの圧力を自動で調整する。また、カーペットを敷いている場所では水拭きモップが自動的に引きあがり、カーペットを濡らさない。カーペットは厚さ2cm未満、毛の長さが0.7cm以下のものを推奨しており、事前に専用アプリ内でカーペットの場所を登録する必要がある。

カーペットに乗り上げるタイミングでモップを引き上げる

吸引力は3,000Paを実現。壁際に沿って掃除するときは、短い間隔で本体をねじりながら走行する独自技術「テールスイング」により、吸引口と壁の距離を減らして壁際の汚れを吸い込むという。

背面側を壁にこすりつけるようにして清掃

360度感知するLDSレーザーセンサーと赤外線センサーを搭載し、部屋の間取りを記録しつつ、障害物を回避して掃除。清掃ルートは部屋の端から端まで清掃して、1列ずれて折り返すといった効率的なルートを採用する。

1列ずつ折り返すルートで部屋を掃除していく

一通り清掃が終わったタイミングでセンサーがごみや汚れを検知した場合、もう一度清掃する仕様になっており、1回の清掃で吸いそこなったゴミ/拭きとれなかった汚れを減らす。

約2.5時間の充電で、最大3時間稼働する。本体サイズと重さはロボット掃除機本体が直径350×高さ105cm/4.5kg、ステーションがW370×D415×H435mm/8.75kg。集じん容量は480mL。モップ回転速度は1分あたり180回、モップ加圧は最大12ニュートン。