広島高等裁判所の新しい長官に笠井氏が就任し記者会見が行われました。

「信頼される裁判所の実現を目指したい」と抱負を述べました。

新たに就任した笠井之彦広島高裁長官は東京都出身の６４歳で、これまでに甲府地裁の所長や司法研修所の所長などを歴任してきました。

会見では裁判のデジタル化に向けた取り組みを加速させ、時代のニーズを見据えた審理運営の改善などを行っていきたいと述べました。

笠井広島高等裁判所長官「裁判所が時代の要請に的確に対応する、スピード感をもってその役割を果たしていく、そういった必要性が一段と高まっている。より一層利用しやすく信頼される裁判所の実現を目指して全力で取り組んでいきたい」

座右の銘は「離見の見」で裁判官として自分を客観的に見ることを大切にしているということです。