コンビニエンスストアに斧を持って押し入り、現金を奪って店員にけがをさせた罪に問われている男の裁判員裁判で、広島地裁は懲役5年の実刑判決を言い渡しました。

峯松良幸被告(70)は去年3月、尾道市因島重井町のコンビニに斧をもって押し入り、店員2人に農薬をかけてけがをさせたうえ、現金7万9千円を奪った罪に問われています。

14日の裁判で広島地裁の三村三緒裁判長は「自身の経済状況を顧みる契機がありながらも、マッチングサイトへの課金を優先し続けた」と指摘し「金欲しさに強盗に及んだことは誠に身勝手というほかなく、動機・経緯に酌むべき点はない」などとして懲役5年の判決を言い渡しました。