ナビ機能や心拍数表示機能を搭載したARコンタクトレンズ「Mojo Lens」が開発中
マップアプリのナビゲーションや、トレーニング中の心拍数などのモニタリングデータを視界に直接表示することができる、SF映画のようなスマートコンタクトレンズ「Mojo Lens」の試作品が登場しています。
The Mojo Blog | We Have Reached a Significant Milestone
https://www.mojo.vision/news/we-have-reached-a-significant-milestone-blog
https://www.mojo.vision/news/has-wearable-tech-reached-its-limit
Kommer våra skärmar snart att sitta på ögat?
https://www.nyteknik.se/premium/kommer-vara-skarmar-snart-att-sitta-pa-ogat-7031925
アメリカ・カリフォルニア州を拠点とするMojo Visionは2022年3月30日に、本格的なスマートコンタクトレンズとして世界初のMojo Lensのプロトタイプを発表しました。
Mojo Lensがどんなコンタクトレンズなのかは、以下のムービーを再生するとよく分かります。
Mojo Vision Gave Me a Peek at Eye-Tracking Displays in a Contact Lens - YouTube
これがMojo Lensです。
直径0.5mm未満のマイクロディスプレイは、画素密度が1インチ(約2.54cm)あたり1万4000ピクセルあります。
視線追跡用の加速度計、ジャイロスコープ、磁力計を搭載しており、目線を動かすことで操作します。
記事作成時点では目に入れるところまではできないので、以下のように目にかざして体験できます。将来的には、首に装着したネックバンド型のデバイスと接続して使用することが想定されているとのこと。このデバイスは、スマートフォンとも連携できるものになる予定です。
完成すれば、こんな感じでお店の料理を見ながらその値段を表示したり……
トレーニングコースの情報を見たりできます。
ウェアラブルデバイスと接続すれば、心拍数などのデータも。実際にMojo Lensがスポーツ愛好家1300人を対象に実施したアンケートでは、回答者の50%が「トレーニング前後ではなくトレーニング中にデータが見たい」と答えています。
臨床試験などをクリアしなければならないため、実用化にはあと5年以上かかると予想されていますが、実用化されれば眼科医の処方箋をもらうだけで普通のコンタクトレンズとほとんど変わらない価格で買えるようになるとのことでした。