生後間もない赤ちゃんの遺体を土の中に埋めた罪などに問われているベトナム人の元技能実習生の裁判員裁判で、検察は懲役4年を求刑しました。

起訴状などによりますとベトナム人の元技能実習生スオン・ティ・ヴォット被告(27)はおととし11月、東広島市にある当時、勤務していた会社の寮で

女の子の赤ちゃんを出産した後、放置して死亡させ土の中に遺棄した罪などに問われています。

23日の裁判で検察は「帰国させられるうわさや借金にかかわらず母として最善の方法をとるべきだった」と指摘し「子どもの生命を軽視し金を稼ぐことを優先させたに過ぎない」などとして懲役4年を求刑しました。

一方、弁護側は「肉体的精神的に極度の疲労状態で、冷静な判断や行動がとれないのもやむを得ない」などとして執行猶予付きの判決を求めています。

判決は31日に言い渡される予定です。