50代を楽しく過ごす4つのルール。似た服ばかり選ばない、お気に入りの場所をもつ…
主婦業のかたわらカウンセラー、エッセイストとしても活動する若松美穂さんが、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫をつづります。今回は、今年50歳になる若松さんが元気に過ごすために続けている4つのことについて。
50代に向けて、元気に・楽しく過ごすために続けてること・増やしていること4つ
●1.歯医者に定期的に通う
私の弱点は「歯」です。歯並びがとくにいいわけでもなく、矯正もせず来てしまい、もともとの歯の素質もあるのか、虫歯になりやすいんです…。
わかっているからこそ、かかりつけの歯医者さんに3〜4か月に一度、定期点検に伺って歯石を取っていただいています。
以前、歯医者の先生とお話をした際、「僕は歯がダメなんですよ〜」とおっしゃっていて、専門の先生が!? と驚くと同時に、妙に安心したのを覚えています。弱いところは、だれにでもありますよね。
伺うたびうがい薬を購入し、歯磨きの合間に、一日に何度かうがいを心がけています。
●2.自分にとっての癒やしの場所を持つ
疲れたな〜と感じたとき、私は家を離れてひと息つく場所がいくつかあります。
遠くてもいいし、滞在時間は短くてよく、日帰りで十分だったりもします。基本、車移動なので、車の中の時間も私にとっては気分転換になっているようです。
たとえば、河口湖。
壮大な富士山と湖の組み合わせは、もろもろを「まっ、いっか」と思わせてくれる不思議な場所。秋の紅葉もみごとで、久保田一竹美術館のお庭は大好きな場所です(今は休館中)。
ほかにも、横浜のみなとみらい。ベイホテル東急のクラブフロアは何度も訪れているお気に入りの場所。ティータイム、バータイムなどがあって、ホテルだけで満足できるところが好きです。
山形・軽井沢・蔵王・那須・足利フラワーパーク・銀座散歩。もちろん近所の散歩道を歩くのも好きです。
悶々としたとき、気分転換したいとき、がんばった自分へのご褒美など、理由や目的はさまざまですが、「そこに行けば私は元気になれる」というある種の自己暗示なのかもしれません。
●3.自分の気持ちにブレーキをかけない
私は、「思う」ことと「伝える」ことは別だと思っています。
自分がなにかを思っているからといって、それがほかの人に見えるわけではないので、「自然に思う・感じることは自由だよ〜」と、自分に伝えています。たとえそれがマイナスの気持ちだったとしても、いいのいいの。思っちゃったんだもの。
ただ、伝えるかどうかはまた別のこと。
本当に伝える必要があるのか、その後どうなる可能性があるのか、もし伝えると決めたなら、伝え方は考えた方がいいのかなとも感じています。言葉はブーメランのごとく自分に返ってくることがありますからね。
●4.こだわりを減らして周囲の意見に耳を傾ける
以前娘たちが洋服をプレゼントしてくれました。それが、私自身ではまず選ばないだろう、色や形で。
でも着てみたら、家族に好評。へ〜、こういうのも、行けるんだ! と発見でした。
お尻もおなかも隠れない、短めの洋服に大丈夫かな〜と思ったのですが、「隠さないで出しちゃった方がすっきり見えるよ」と。たしかに! ありがたいことに私が最も気にしている二の腕だけはうまく隠れるものを選んでくれたようです。
今年の冬、ウィンドーショッピングをしていると、夫が、「あれいいんじゃない?」と白のニットを指さしました。試着していると「これもどう?」とコートを持ってきてくれて。これまたどちらも私だったら選ばない。
外出時に着ていたら、娘たちが『今日のママ、雰囲気が違っていいよ』と。
ついつい、固定観念で自分の体形ならこれ! と、失敗のないだろう似たような洋服を選んでしまいがちですが、洋服迷子になりそうな年齢だからこそ、周囲の意見にも耳を傾けようかなと思っています。