寒い冬には、“辛い鍋”で体の芯から温まりたくなる。

火鍋や韓国の鍋が人気だが、そんな中、オリジナルの“シビカラ鍋が美味しい!”と話題の一軒がある。

寒さを吹き飛ばす、珠玉の鍋の正体はいかに!



※まん延防止等重点措置期間中につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。



お店は恵比寿東口から徒歩7分ほど。「新橋グルメ通り」沿いにある



辛くて山椒がビリビリしびれるのに、なぜかスープがごくごく飲めるとウワサの「薬膳シビカラ鍋」。

美味しさの秘密は43種類にもスパイスを組み合わせ、バランスを追求したスープにあるという。

その絶品鍋が味わえるのが、恵比寿『NIQJA(ニクジャ)』だ。



薬膳がたっぷり入ったスープは火が入るにつれて、香りが立ってくる
43種類のスパイスが入った目にも楽しめる鍋!


店主のイワサワリョーさんは元々火鍋好き。店をやる前から友達に作って食べさせては研究を深めていたそう。

肝心の出汁は乾物と和牛で2日かけてとるというから手が込んでいる。



お店には多様なスパイスが並び、日夜その組み合わせを模索している


ベースは本場・中国の重慶で食べられている火鍋だが、そこにさまざまなスパイスやハーブを組み合わせることですっきり飲める絶妙のバランスを練り上げたという。


鍋と合わせる具材もこだわりがいっぱい!



お肉は日替わりのほか、追加でのオーダーも可能
肉のプロでもある店主が選んだ極上のお肉がたまらない!


そんなスープと対峙するのは、超有名焼肉店と同等のA5の黒毛和牛とホルモン。

この日は、リブロースやナカニク、和牛ハチノスなど。見るからに新鮮なそれが叶うのは、イワサワさんが元々、肉の卸を手がけていたから。




鍋に入れる寸前にスライサーでカットするなど、肉へのこだわりも強く、最高の状態で楽しめる。

レア目にしゃぶしゃぶした黒毛和牛は溶き卵をつけて、すき焼き風にしていただく。

口にすれば、スープの美味しさがいっぱいに広がり、まさに魔性!



玉ねぎや冬瓜は、トロットロになるまで煮込む


コースはセルフの飲み放題付きで¥11,000。お肉は一人あたり250〜300gとボリュームも抜群(前菜、〆がセットに)。

その他の具材もスープとの相性を考え厳選。台湾ソーセージや白子、冬瓜に玉ねぎなど、すべてが考え尽くされた一品だ。

追加の具材も多数揃っており、自分なりの鍋を楽しむのもまた一興。



「このスープで担々麺を作りたくて考案しました」という坦々麺。スープで湯がいた麺をラー油やザーサイなどと和えていただく
アイデア満載の〆は、なんと日替わり!


衝撃的なスープの美味しさに持ち帰りを懇願する人もいるというから驚き。

〆もユニークで、なんと日替わり! 坦々麺が出る日もあれば、スープを使った「いかめし」が出てきたりと、アイデアに溢れている。



ゆったりしたL字カウンター。座席の後ろにある冷蔵庫から飲み物やグラスをセルフでとる仕組み。奥にはグループ用の個室もある


イワサワさんは「まだ伸びしろがありますよ」と、日夜スパイスの調合を研究し、ブラッシュアップに励む。

店主が辿り着いた、唯一無二の味。ぜひお試しを。