恵比寿駅からほど近いビルにある1室の扉を開けると、木の温もりにつつまれた北欧テイストの空間が広がっている。

そこは、素材にこだわったヘルシーな家庭料理をいただける和食ダイニング。

絶大なる人気を誇る絶品「とろろきのこ鍋」をご紹介しよう。



※まん延防止等重点措置期間中につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。



「とろろきのこ鍋」6,400円は、4〜5名で楽しめるボリューム感。きのこを楽しむもよし、早々に付いてくる白菜、豚肉、豆腐などを入れて食べるのもよし。こちらは要予約。1人前の小鍋(きのこは6種)も用意されている

滋味深い山の幸を覆う一面のとろろはまるで銀世界


カウンターやテーブル、床に間伐材をふんだんに使用した店内は、店名の通り森を思わせる温もりある空間。

メニューもナチュラルかつヘルシーなラインナップで、女性から絶大な支持を受けている。

ここ『森の机』は、キノコたっぷりの鍋料理が評判で、名物「きのことろろ鍋」を求めて毎年訪れる人もいるほど。


十数種のきのこの旨みが溶け合い、一層複雑な味わいに


カツオと昆布にサバ節などを加えた芳しい出汁を、約10種もの大量のきのこで埋め尽くせば、ゆっくりと旨味エキスが染み出す。

そこへ滑らかなとろろを流し込むと、鍋にふわりと銀世界ができあがる。

程良い粘り気にこだわり、長芋と山芋を合わせて使うとろろは、食感に富んだきのこ一つひとつに絡まって、蕩けるような舌触り。

啜ると出汁の香りが鼻腔をくすぐり、優しい味わいがじんわりと染み渡る。

するすると腹に収まってしまうが、胃に負担がかからないのもきのこならでは。これぞ、ほっこり鍋の決定版だ。




きのこは、シメジ、シイタケから色鮮やかなタモギダケやハナビラダケ、トラマキダケに国産生キクラゲなど珍しいものまで10種程。

とろろは複数をブレンドして、粘度を調整。


1回目はきのこだけで楽しむことも!


きのこは2度に分けて投入するため、最初はきのこだけを味わう人も。


◎鍋のお供に◎


「生姜の豚巻き揚げ」770円。

生姜を豚肉で巻いた、シャキッとした食感とさっぱり感でワインが進む一品。


充実の日本ワインと合わせたい!


日本のワインにも力を入れており、充実の品揃え。

鍋に合わせるのはスパークリングの「嘉yoshi」5,400円と、すっきりした余市の「Kerner」4,800円。




全体に木を多用した温かみ溢れる店内。

壁にはアーティスト・鹿児島 睦さんによる可愛い3本の木が描かれている。


店主に聞いた推しの〆
〜極上のとろみがクセになる雑炊〜





きのこや豚肉の旨みで複雑味を増した出汁をご飯に吸わせたら卵とネギをプラス。

「とろろの食感と相まって、他の鍋とはひと味違う雑炊です」



一度食べたらやみつきになる「とろろきのこ鍋」。ヘルシーだから体にも優しいのが嬉しい。

寒い時期だからこそ、より一層美味しくいただけそうだ。

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