定期便投入は明日からです。

成田発着の遊覧イベントのために…

 テレビアニメ『鬼滅の刃』のキャラクターが胴体に描かれた、ANA(全日空)の特別塗装機「鬼滅の刃じぇっと -壱-」が、2022年1月30日(日)の午前に特別塗装機としての初フライトを実施しました。初便は、羽田空港から成田空港への回送運航(フェリーフライト)です。


羽田空港を出発するANA「鬼滅の刃じぇっと -壱-」(2022年1月30日、乗りものニュース編集部撮影)。

 この特別塗装機は、2021年12月から始まったANAと『鬼滅の刃』とのタイアップ企画の目玉です。担当機はボーイング767-300ER国内線仕様機「JA616A」で、デザインには、炭治郎・禰豆子(ねずこ。正しい表記はネ+爾)・善逸・伊之助など、同アニメの主要キャラクターたちが登場。客室のシートには『鬼滅』仕様のヘッドレストカバーが配されるほか、主要キャラクターたちによる特別な機内アナウンスなども実施されます。

 同機の定期便デビューは1月31日のNH241便(羽田7時25分発→福岡9時30分着)の予定。それに先立って30日、この機を用いて成田空港発着でファン向けの遊覧チャーターフライトが実施予定です。今回のフライトは、同機が特別塗装をまとった拠点の羽田から、イベントが実施される成田への回送でした。

 30日の回送運航は、午前10時21分に羽田を離陸し、10時38分に成田へ到着。フライト時間はわずか17分でした。なお同機はこの後、12時半頃に成田空港を出発し2時間程度遊覧フライトしたのち、同日の夕方ごろに羽田空港に帰ってくる予定です。

 ちなみに定期便デビュー後の「鬼滅の刃じぇっと -壱-」は、2月15日までの期間、固定スケジュールで運航され、羽田〜伊丹、福岡、新千歳線へ投入されます。また今後は、『鬼滅の刃』とのタイアップ塗装2号機の就航も計画されています。