異形の軍艦「リンドン・B・ジョンソン」ズムウォルト級の最終艦いよいよ就役へ
ほぼ同時に米海軍はDDG(X)のイラストを公開。
造船所の手を離れたズムウォルト級駆逐艦の最終艦
アメリカ東海岸北部のメイン州にある造船所、ゼネラル・ダイナミクス(GD)バス鉄工所は2022年1月13日(木)、ズムウォルト級ミサイル駆逐艦の3番艦「リンドン・B・ジョンソン」がアメリカ海軍への引き渡しに向け、造船所から出航したと発表しました。
艦名の由来はアメリカの第36代大統領リンドン・ジョンソンで、海軍によると、アメリカ大統領の名を冠した軍艦としては34隻目になるといいます。
アメリカ東海岸を航行するミサイル駆逐艦「リンドン・B・ジョンソン」(画像:バス鉄工所)。
ズムウォルト級ミサイル駆逐艦は、ステルス性を追求した特異な外観を持つことで知られる船で、かつ駆逐艦としては巨大ともいえる排水量1万4000トン超えのサイズなのも特徴のひとつです。
当初、アメリカ海軍はズムウォルト級を32隻造る計画だったものの、建造コストが高いわりに戦闘能力が限定的だとして最終的に3隻にまで削減、このクラスの建造は「リンドン・B・ジョンソン」で終わる予定です。実際、バス鉄工所の公式発表においても同艦はズムウォルト級駆逐艦の最終艦として紹介されています。