踏切待ちのクルマはたちまち歩行者に囲まれます。動き出したらコワイ!

地域住民や歩行者の声を受け「車両通行禁止」に

 東武東上線 東武練馬駅前の踏切(東武東上線第40号踏切道)で2022年3月1日(火)から、車両通行禁止規制が開始されます。


東武練馬駅北口。右の踏切が、夕〜夜に車両通行禁止となる(画像:写真AC)。

 踏切を含む前後の区間で、毎日16時から20時までのあいだ、自転車以外の車両通行が全面的に禁止となります。規制時間帯は商店街の店舗前などに乗り入れての荷物配送などもできなくなるとして、板橋区や練馬区などが注意を呼び掛けています。ただし例外として、通行禁止道路に影響のある区域に居住する人は警察署で「通行禁止道路通行許可」を受ければ通行可能とのこと。

 同踏切は北側に上り線、南側に下り線の改札がそれぞれ目の前にあります。このため駅を出てすぐ踏切を渡ったり、北側にある大型のイオン板橋ショッピングセンターを利用したりする人の通りが絶えない踏切ですが、道は狭く、歩道と車道は分離されていません。

 踏切待ちのクルマがたちまち歩行者に囲まれ、遮断器が上がるとそれらが一斉に動き出すという危険な状況も見られるため、かねて地域住民や体の不自由な人などから、安全性に関する要望が寄せられていたといいます。

 また通行規制の実施にあたり、迂回車両が付近の生活道路へ流入することを最小限に抑えるべく、「迂回には直近の踏切ではなく新大宮バイパスや環状八号線を最優先に通行していただくよう」呼び掛けています。迂回が予想される道路への安全対策も進めていくそうです。

※誤字を修正しました(1月15日14時20分)。