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人員輸送や医療搬送など多任務に対応

 ドイツ空軍は2022年1月11日、運用開始直前の新型機エアバス「A321neo」の画像を公式Twitter(ツイッター)にて公開しました。


ドイツ空軍仕様のエアバスA321neo(画像:ドイツ空軍)。

 ドイツ連邦軍は2020年7月にエアバスA321neo(A321LR)2機の調達契約をルフトハンザテクニックと結んでおり、今回公開された2機はそれにあたります。機番は1510と1511で、説明によると現在、ハンブルクにあるルフトハンザの整備工場で点検中とのこと。写真はルフトハンザテクニックから提供されたもので、近日中に引き渡される予定だといいます。

 これらは人員輸送はもちろん、医療搬送にも対応できるような多用途性が備わるとのこと。ルフトハンザテクニックによると、人員輸送として用いる場合は136人から163人で、医療搬送の場合は最大6人の集中治療患者、もしくは最大12人の患者空輸が可能とのことです。

 ドイツ空軍はすでにエアバスA320ファミリーを複数運用しており、このA32neoの導入により、既存のA310MRTTなどは順次退役する予定です。