【前園真聖コラム】第380回「僕がウズベキスタン戦で期待を寄せる2人の選手」
1月21日に行われるウズベキスタン戦を、僕はとても大切な意味があると思っています。
今回選ばれたのは国内組だけ、しかも初選出や、これまでの選出回数の少ない選手が含まれています。その選手たちは、今後代表に残っていけるかどうか大きな分かれ目でしょう。逆に言えば、ここで目に見える成果をあげてしっかり勝てば、それが来年末に開催されるワールドカップに繋がります。
これまでの森保一監督の起用法では、調子がいいからとパッと代表に入ってすぐにスタメンで起用されるということはありませんでした。そしてなかなか集まれないため、どうしても計算できたり実績のある選手を重用しがちでした。
ですが今回はテストマッチ、そしてその次が中国戦ということで、非常に新戦力を試しやすいのです。また、ホームゲームが続きますので、ずっと国内にいる選手たちのほうがコンディションは上げやすいはずです。つまり結果を出すビッグチャンスです。
国内組がもっと台頭していくことでチーム内の競争は激しくなりますし、そういう厳しい戦いに勝ってこそ日本代表は強くなります。その意味でもこのウズベキスタン戦に向けて国内組は野望を燃やしてほしいと思います。
そして僕が注目している選手が2人います。1人は武藤嘉紀。帰国して神戸に加入して以来、しっかり実力を見せていますし、大迫勇也とのコンビネーションもよくなっています。久しぶりの招集ですが、経験値も高いので、ここで結果を出せば定着は間違いないでしょう。
もう1人は相馬勇紀。東京五輪の前から僕は何度も取り上げて高く評価しましたし、実際に五輪チームの左サイドは彼が三笘薫を押しのけてレギュラーでした。現在薄くなっている左サイドに厚みを加えてくれる選手だと思います。
果たして彼らがどれくらい活躍できるか。今から楽しみにしています。
【写真提供:日本サッカー協会】
今回選ばれたのは国内組だけ、しかも初選出や、これまでの選出回数の少ない選手が含まれています。その選手たちは、今後代表に残っていけるかどうか大きな分かれ目でしょう。逆に言えば、ここで目に見える成果をあげてしっかり勝てば、それが来年末に開催されるワールドカップに繋がります。
これまでの森保一監督の起用法では、調子がいいからとパッと代表に入ってすぐにスタメンで起用されるということはありませんでした。そしてなかなか集まれないため、どうしても計算できたり実績のある選手を重用しがちでした。
国内組がもっと台頭していくことでチーム内の競争は激しくなりますし、そういう厳しい戦いに勝ってこそ日本代表は強くなります。その意味でもこのウズベキスタン戦に向けて国内組は野望を燃やしてほしいと思います。
そして僕が注目している選手が2人います。1人は武藤嘉紀。帰国して神戸に加入して以来、しっかり実力を見せていますし、大迫勇也とのコンビネーションもよくなっています。久しぶりの招集ですが、経験値も高いので、ここで結果を出せば定着は間違いないでしょう。
もう1人は相馬勇紀。東京五輪の前から僕は何度も取り上げて高く評価しましたし、実際に五輪チームの左サイドは彼が三笘薫を押しのけてレギュラーでした。現在薄くなっている左サイドに厚みを加えてくれる選手だと思います。
果たして彼らがどれくらい活躍できるか。今から楽しみにしています。
【写真提供:日本サッカー協会】
関連情報(BiZ PAGE+)
1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。