元カレが結婚式に乱入し、花嫁に“既婚の印”を塗りつける(画像は『India Today 2021年12月6日付「Rejected by girl, UP man puts sindoor on her maang in front of groom on wedding day. Viral video」』のスクリーンショット)

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インドのヒンドゥー教徒の結婚式では、既婚の印である「シンドゥール」と呼ばれる赤い粉を新郎が新婦につける重要な儀式がある。このたびインド北部で行われた結婚式に男が乱入、シンドゥールを新婦の額に無理やり塗り付けた。男はなんと、新婦の元カレだったという。『NDTV.com』などが伝えた。

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インドの既婚女性が髪の生え際に毎日つけるという赤い粉「シンドゥール」。夫の長生きや健康を願う意味もあり、未婚女性や夫が亡くなった後につけることはない。

そんなシンドゥールを持った男が今月1日、ウッタル・プラデーシュ州ゴーラクプルで執り行われた結婚式に乱入し、警察が呼ばれる騒動となった。

当時の様子を捉えた動画では、家族や親戚が笑い声をあげながら式を見守る中、新郎新婦が向かい合って立っているのが見て取れる。

そして新郎が手に持った花輪を新婦の首にかけようと準備をしていると、スカーフを頭に巻いた男が乱入、新婦の額にいきなりシンドゥールを塗りつけた。

新婦はベールで顔を覆い抵抗するが、男は新婦の顔を片手で掴み、ズボンのポケットからシンドゥールが入った袋を取り出し塗りつけている。周囲には赤い粉が飛び散っており、近くにいた人々が男を取り押さえようとしてもみ合いになった。

実はこの男、新婦の元カレで、出稼ぎで町を離れている間に元カノの見合い結婚を知ったという。「俺はまだこんなに愛しているのに!」と未練タラタラで乱入はしてみたものの、結婚式は翌日に再度執り行われ、男は説得されて帰宅したようだ。

なおこの動画には、「なぜ新郎は何もしないで見ているのか?」「新婦と家族にとってはトラウマだよね」「この男は本当に結婚したかったのね」「地元に仕事がなくて、追い詰められていたのかな」「いや、乱入した男はこの女性を虐待していたと思う」「その後、この夫婦に危機は訪れなかったのか」「お見合いで結婚…上手くいくといいけど」といったコメントがあがっている。

ちなみに昨年10月には、結婚式に新郎の本妻が3人の子供を連れて乱入し話題となった。新婦は、彼に妻や子供もいることを知ったうえで式に臨んだという。

画像は『India Today 2021年12月6日付「Rejected by girl, UP man puts sindoor on her maang in front of groom on wedding day. Viral video」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)