自ら買い物をすることが難しい高齢者などのいわゆる「買い物難民」を支援しようと、自動車を使った移動スーパーが29日から鹿沼市で始まりました。

移動式スーパーは茨城県に本社を置くスーパーマーケットのカスミが鹿沼市と連携協定を結び始めたものです。

11月25日に開かれた出発式には鹿沼市の佐藤信市長などが出席し、テープカットを行いました。

移動式スーパーは軽車両に野菜や冷凍食品のほか、寿司などの総菜、合わせておよそ650品目を積み込んだものです。

鹿沼市が市民に行ったアンケートをもとに選んだ市内41カ所を周回する運行スケジュールで、買い物が難しい山間部などを中心に1日当たり最大で9か所を巡ります。

カスミでは高齢者などの買い物支援を目的に2013年から移動式スーパーのサービスを実施しています。

茨城県や埼玉県、千葉県で合わせて26台が運行中で県内での運行は今回の鹿沼市が佐野市に次いで2市目です。