観光にミニアプリ導入 スマートシティへ宇都宮市
宇都宮市はデジタル技術を活用した「スマートシティ」実現に向け新たな取り組みをぞくぞくと始めます。
25日の定例会見で宇都宮市の佐藤栄一市長が明らかにしたもので、「人」と「デジタル」を原動力に発展を続ける街づくりを行っていくのが狙いです。
この中で無料通信アプリLINEを活用した情報発信ミニアプリ「コレメッケ宇都宮」で会話型の観光案内「チャットbot」を使った実証実験を25日から行うと発表しました。
宇都宮を訪れた回数、一緒に来た人数、交通手段など、アプリを使う人の細かい状況に応じて観光情報を提供するもので一人一人に対応したサービスを提供するのは全国で初めてです。
また、聴覚障がい者向けに手話通訳者が同行しなくてもスマートフォンやタブレットで手話通訳を遠隔で受けられる県内初のサービスも12月3日から始めます。
宇都宮市は手話通訳が必要な現場に通訳者を派遣する事業を行っていますが、新型コロナの感染防止対策で同行できないことがあり、ICTを活用することで利便性を向上させたいとしています。