栃木県内の酒造メーカーの海外進出を支援しようと県と県内の金融機関などが25日、香港のバイヤーとメーカーをオンラインでつなぐ商談会を開きました。

商談会は現在、日本酒がブームとなっている香港を起点にして栃木の地酒の販路を海外に広げようと、県と足利銀行の子会社のあしぎん総研が開きました。

国外に駐在所がある足銀のネットワークを活用し、香港からは現地のバイヤー5社とスーパーの販促担当者合わせて30人が参加。

県内からは日本酒の蔵元5社とワイナリー1社が参加し、オンラインで自社の商品をPRしました。

現地には参加企業の酒が予め届けられていて、蔵元の代表者らはバイヤーに実際に酒の味や香り、舌ざわりを確かめてもらいながら酒に合う料理の種類や飲み方などについてアピールしていました。

香港はアジア市場に本格的に販路を広げる前のテストマーケットでもあることから県などでは今後、香港のスーパーで参加した企業の商品の展示販売を行うなどして栃木の地酒の魅力を海外に発信するきっかけとしたい考えです。