福田富一知事は25日の定例会見で2023年に日本で開催されるG7サミット、先進7か国首脳会議の関係閣僚会合の日光市への誘致を目指すと正式に発表しました。

世界の先進7か国の首脳が集まる通称G7サミットは2023年は日本で開催が見込まれ、栃木県では関係閣僚会合の日光市への誘致を目指します。

会場には豊かな自然に恵まれた国際的な避暑地であり、国際会議を開く環境が整ってきたことなどから「奥日光」を申請する方針です

使用する施設は中禅寺湖畔のホテルなどが候補で今後行われる外務省の現地調査を経て「確定していくもの」とし、会合の分野は外務や環境、農業など日光地域にふさわしいものを申請したいとしています。

また、栃木県に宿泊する外国人の中で割合が少ないとされるヨーロッパでの知名度を上げて「世界から選ばれるとちぎ」の実現も狙います。

今後は12月20日までに国に誘致希望の申請を出し、外務省の現地調査を経て来年の4月から6月ごろには開催地が内定する見込みです。

県内への誘致をめぐっては2008年にエイペック、アジア太平洋経済協力会議の閣僚会合を那須町に、2014年にG7サミットの閣僚会合を宇都宮市か那須町にそれぞれ誘致を目指して申請したものの叶いませんでした。

今回成功すれば世界的な会議が初めて栃木県で開かれることになります。

再来年のG7サミットの閣僚会合誘致を巡ってはこれまでに新潟県と新潟市、仙台市などが名乗りを上げています。