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お正月の風物詩にもいろいろありますが、年賀状もそのうちのひとつですよね。しかしデジタル化が進んでいることもあり、年賀状を出す人は少なくなっているかもしれません。そのようななか、そろそろ年賀状を出すことに終止符を打とうかと考えているママから、年賀状の止め方に関する質問が寄せられました。

年賀状を止める予定の人はどうやって終わらせる? 全然仲がよくない人からも来るから終わらせたいんだけど……』


とくに深い付き合いでもないのに、年賀状でだけ長らくやり取りをしている人っていますよね。もしかしたら相手の方も止めるタイミングがわからずに、ただ出し続けているのかもしれません。ならばいっそ自分から年賀状を止めてしまえば……? と考えた投稿者さん。年賀状を止めるとしたら、どのような終わらせ方をするとベストなのでしょう?

突然出さなくなったという人たちの声

『ある年からいきなり止めた』


『去年いきなりパッタリと止めた。別に困らないよ。「なんで年賀状をくれないの?!」なんて問い詰めてくる人もいなかった。そのうち届く年賀状も減ると思うよ』


『ちょうど喪中になるから、この機会に今後は出さないことにした。喪中のお知らせも送らない予定。元々年賀状を交換する仲でもないのに、「年賀状を送りたいから住所を教えて! 返事とかいらないから」みたいな理由からはじまった相手と、年賀状のやり取りを何年かしていた。でも今年なんてうちが出してから返信してきたみたいだしもういいかなと』


年賀状を止めたママたちの声を見ると、ある年から突然年賀状を出さなくなったという声が目立ちました。自分からは出さないし、もらっても返信を出さない。このような「カットアウト型」スタイルを繰り返しているうちに届く年賀状も減っていくのだそうです。

「止めます」のひとことぐらい欲しいという声も



『私は出しているのに、友だちがある年からぱったり年賀状をくれなくなった。その代わりLINEで「年賀状ありがとう。今年もよろしくね」って来る。年賀状以外の付き合いはいつも通り。保育園からの友だちなのに、そのことだけはなぜか聞けなくて、その後こちらから3年間年賀状を出し続けたけど翌年から止めた。止めるなら止めるで一言ぐらい欲しいよね。こちらからは出しているんだからさ。少なからず気分が悪い』


止める側は問題なくても、受け取るママのなかには、「止めるなら一言ぐらい欲しい」と考える声もありました。年賀状のやり取りをしているママとの関係性や付き合いの深さなどを考慮すると、相手次第では「年賀状止めるね」と伝えるぐらいはしてもいいのかもしれませんね。

宣言してから年賀状を止めるパターン

『平成最後のとき「今年をもちまして新年のご挨拶を止めさせていただきます」って書いた年賀状を出した。気楽になった』


年賀状は仲がいい友だち数人と実家にしか出していなかった。だから子どもが中学生になったら年賀状を出すのは止めるって伝えてから止めた』


『もう今年の年賀状で終わりって書いたよ。おかげで面倒なことがなくなってスッキリ。もし年賀状が来ても無視する予定』


事前に「これが最後の年賀状です」のような形で予告をするタイプのママたちもいました。

『今年の年賀状に「今年をもって止めます」と書いたけど、前もって秋頃にでもLINEとかハガキとかで伝えたらよかったかなと後から思った。年賀状ってちゃんと文まで読んでない人や、読んでも一年後には忘れている人もいるだろうから』


年賀状の文章で「年賀状は今年で終わります!」宣言をするだけではなく、他の方法でも年賀状を止めることについてきちんと伝えればよかったと後悔した声も寄せられました。同じ宣言型でも考え方はさまざまなようですね。

年賀状止めます宣言はLINEが便利



『LINEで止めるって伝えた。LINEもしない間柄の人から年賀状が届いてもスルーした』


『LINEの名前のところに、「来年より年賀状は辞退させていただきます」と1年間表示させたら年賀状がほとんど来なかった』


『昨年この時期くらいから、LINEや会ったときのついでに、友人たちに年賀状を止めるって伝えていた。それでも年賀状を送ってきた人・友人には一応返事を書き、年賀状だけの付き合いの人には返事をせずスルーしたよ。今年も再度宣言して来年には完全に止めたいところ』


直接会ったときのついでに”年賀状止める宣言”をするママもいますが、多くはLINEやSNSを使用して年賀状を止めると伝えるパターンが多いようです。LINEのアカウント名の横に、”年賀状止める宣言”の言葉を入れておく方法は斬新ですね!

「止めます宣言」もらったことがあるママの声



『うちは出すけど、「止めます」の年賀状をもらったことがある。「勝手ながら今後は年賀状でのご挨拶は遠慮させていただきます」みたいな感じで書いてあったよ』


『友だちと会ったときに「年賀状止めるから〜」と言われたけどなんとも思わなかったよ。でも私は口頭で言われるだけだと忘れやすいし、誰が止めて誰が出すんだかわからなくなるので、ひたすら出さない方がわかりやすくていいかな〜と思う』


実際にお友だちなどから宣言を受けたママの声もご紹介しておきましょう。今後宣言をする際の参考にしてみてください! 意外にみなさんあっさりと受け止めているようですから、”年賀状止める宣言”もありかもしれませんね。

フェードアウト型は受け身がポイント

『「年賀状はもらったら出す」のスタンスの人が多かったみたいで、今年わが家もやってみた。そうしたら年賀状は数枚しか届かなかったよ(笑)。このまま続けていけば、おそらく2年後くらいにはゼロになるだろうなと考えている』


『ここ何年かは年賀状を出してないし友だちにはLINEで返した。そのせいか今はほとんど来ないよ』


『ある年に突然出すのを止めて、年賀状をくれた人には寒中見舞いを出すことにした。そんなことを2〜3年続けていたら、次第に枚数が減りほとんど来なくなった』


いきなり止めるのもなんだし、かといって宣言をするほどでもない。そこで登場した第三の勢力は「フェードアウト型」のママたちでした。自分からは出さないけれど、もらったら年賀状を出す、もしくはLINEで返す。このようなことを繰り返していくうちに、届く年賀状が減ったのだそうです。

自分の考え方にあった止め方を

いきなり出さない&返事も出さないことにした「カットアウト型」に、もらったら返信はするけれど自分からは出さない「フェードアウト型」。今回の年賀状に「今年で年賀状を止めます」と宣言をする「宣言型」。年賀状をやめるだけでも3パターンもやり方が登場しました。

年賀状を止めるベストな方法については、考え方や年賀状をやり取りする相手との関係性など、状況次第で答えが変化する要素が強くかかわってきそうですよね。そう考えると3つのうちどの方法を選択しても「いい・わるい」「正解・不正解」はないのかもしれません。

ご自身がどうしたいかや、3つのうちどの方法が自分にあっているかを考えてから決めるといいと思いますよ!

文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ