「THE IDOLM@STER MUST SONGS 赤盤/青盤」や「テイルズ オブ ハーツ R」の開発なども手掛けていた

 (株)セブンスコード(TDB企業コード:970225412、川崎市幸区堀川町580-16、代表清算人小溝幸一氏)は、7月15日に横浜地裁川崎支部より特別清算開始命令を受けた。

 当社は、2008年(平成20年)7月の設立。「ニンテンドー3DS」や「PlayStation Vita」など携帯ゲーム機向けをメインに、ゲームソフトの開発を行っていた。過去に手がけた作品実績は「太鼓の達人 Vバージョン」や「THE IDOLM@STER MUST SONGS 赤盤/青盤」、「テイルズ オブ ハーツ R」、「オール仮面ライダー ライダージェネレーション」など。大手ゲーム会社からコンスタントに受注し、人気タイトルのゲーム開発に数多く携わり、ピーク時の2015年6月期の年収入高は約3億1100万円を計上していた。

 しかし、近年はゲーム市場が携帯ゲーム機からソーシャルゲームに移るなかで、同業他社との競争も激化していた。ここ数年はヒット作に恵まれず、2017年6月期の年収入高は約1億5400万円に落ち込んでいた。その後、徐々に関係会社へ顧客や社員を移しながら金融機関への借入金返済などを行っていたが、2020年12月31日に株主総会の決議により解散し、清算手続きを進めていた。

 負債は現在調査中。