機内食向け食材卸のムツミグローバルフーズネットワークが破産
コロナで機内食需要が大幅減少
(株)ムツミグローバルフーズネットワーク(TDB企業コード:989736445、東京都中央区勝どき6-3-2)と、関係会社の(株)フードリンケージ(TDB企業コード:960239933、千葉県八街市八街ほ427-1)は、7月16日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。破産管財人は井上裕明弁護士(東京都千代田区二番町3-5、半蔵門総合法律事務所、電話03-3239-0011)。債権届け出期間は8月20日まで。
しかし、2020年6月期中から新型コロナウイルス感染拡大に伴い、旅客空輸の稼働率が低下したことで、機内食向けの販売が大幅に減少。その後はコロナ禍でも好調な大手スーパーからの受注に注力したが、売り上げの過半を占めていた機内食事業向けの受注減をカバーしきれず、今年2月10日に事業を停止していた。
(株)フードリンケージは、2009年(平成21年)5月に設立された食品の加工販売業者。
負債は、(株)ムツミグローバルフーズネットワークが約40億円、(株)フードリンケージが約8億円で、2社合計で約48億円。