「青天を衝け」第1話より
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 14日に放送された吉沢亮主演の大河ドラマ「青天を衝け」(NHK総合ほかにて放送)の初回で話題を呼んだ“お蚕ダンス”。本シーンのメイキング映像がドラマの公式Twitterで公開されている。

 本作は、幕末から明治にかけて銀行、保険、製紙、紡績、鉄道、海運、ガス、電気など約500もの企業を育て約600の社会公共事業に関わり、「日本資本主義の父」と称された実業家の渋沢栄一(吉沢)を主人公にした物語。新一万円札の顔としても注目される彼の波乱に満ちた軌跡をたどる。

 初回「栄一、目覚める」は、栄一と将軍・徳川慶喜(草なぎ剛)の幼少期を中心に展開した。話題の「お蚕ダンス」は、血洗島(埼玉県深谷市)で衣類を染める藍作り、養蚕業を営む栄一(小林優仁)の実家の暮らしの中で登場。栄一が「たーんと食ったらピッチャラホイ!」「お蚕、お蚕、柔らか桑の葉ホーイホイ!」とかわいらしく歌を口ずさみながら餌を与えていると、蚕の幼虫たちがその歌に合わせて踊るというユニークなシーン。これは「子どもの栄一にはこうやって見えていたのではないかという演出」なのだそう。

 虫が苦手で悲鳴を上げる視聴者も見られたが、「蚕が踊ってる!」「斬新すぎる」「衝撃的」「びっくりした」「笑っちゃいました」など大河らしからぬ演出が反響を呼び、ネット上ではさまざまな反応でにぎわった。

 公式Twitterでは、VFXチームによるCGのアニメーションのテストを収めた映像を公開中。今後もユニークな演出を期待する声が多く挙がっている。(編集部・石井百合子)