これが牛丼チェーン...だと...? 京都にオープンした「松屋」、高級感があふれすぎてる
牛丼チェーンの「松屋」と聞いて多くの読者が思い浮かべるのは、黄色い看板の店舗だろう。
街中ではビルの1階に埋め込まれるような形で入居していたり、郊外では広めの駐車場の中に四角い建物が建っていたりする。
しかし、日本の古都・京都には、そんな印象を覆す雅すぎる「松屋」が存在していた。
高級料理店?(画像は永太郎(ながたろう)(@Naga_Kyoto)さんのツイートより)
黒い瓦屋根や伝統的な日本家屋風の店構え。
一見すると、一体どんな高級料亭なのかと尻込みしてしまいそうだが、その前に堂々と立つ看板にはおなじみのロゴが。
およそチェーン店のものとは思えないレベルの風格を醸し出すこちらの松屋に、ツイッター上では、
「松屋がゲシュタルト崩壊した」
「食券和紙だろな」
「一級の牛丼を提供してくれそう」
といった声が寄せられている。
さすが京都としか言えない
話題になっているのは、ツイッターユーザーの永太郎(ながたろう)(@Naga_Kyoto)さんが2021年1月24日に撮影した写真だ。Jタウンネットは2021年1月29日、投稿主である永太郎さんに詳細を聞いた。
写真に映っているのは松屋の「ホテルユニゾ京都烏丸御池店」(京都市中京区。以下、烏丸御池店)。永太郎さんは、
「アルバイトの帰りにたまたま前を通りがかり撮影しました。
町家風の門の前に松屋の看板があることにびっくりし、まさかと思って中を見たら本当に松屋でまた驚きました。この松屋の前を通ったのはその時が初めてです」
と撮影当時を振り返った。
こんな、いかにも「高級料理店でござい」といった建物の前に松屋の看板があれば、永太郎さんでなくても思わず足を止めてしまうに違いない。
おそらく日本で一番雅な松屋 pic.twitter.com/6raTO5Utly
— 永太郎(ながたろう) (@Naga_Kyoto) January 24, 2021
Jタウンネットは2月8日、松屋フーズホールディングス(東京都武蔵野市)の広報にも取材した。
取材に応じた広報担当者によると、烏丸御池店は2020年12月17日にオープンしたばかりとのことで、
「東京オリンピックのインバウンド需要を見据え開店いたしました。
歴史深い都市の京都は、日本人のみならず外国国籍の方のご訪問も多く、また、弊店は券売機制で外国国籍の方からの需要も高いことも開店した背景としてございます」
と経緯を説明。「京都という町並みに溶け込むよう和風テイストにいたしました」と、その独特な外観の理由を述べた。
また、ツイッターでの反響については、
「反響が大きく、非常に嬉しく感じております。松屋フーズでは、お客様及び従業員の健康と安全安心のため、新型コロナウイルス感染症予防対策を万全に行っております。お待ちしておりますので、是非お越しください」
とコメントしている。